地獄門の「考える人」(四角の枠内) 東京上野 国立西洋美術館
彫刻家オーギュスト・ロダンと云えばダンテの新曲を
モチーフにした地獄門の「考える人」が有名ですね!
(-この門を構成する群像の一つとして造られたもので、
単体作品として高く評価されています-)
「カレーの市民」 ロダン作 東京上野 国立西洋美術館
神の手を持つ天才彫刻家を支えた女性達・・・
内縁の4才年下のローズ、ロダンが長い不在の間だも
作品を管理し、妻と云うよりロダンの彫刻を支え続けた
同士とも云うべき関係だったのでしょうか・・・
若く美しい、才能ある24才年下のロダンの弟子の彫刻家
カミーユ・クロデールとの出会い、そして愛人関係を続けるも、
やがて彼の元を去って行く、
才能ありながらも、いつも作品はロダンの影がつきまとい
自分の才能を開花させずに愛をも成就できず、精神的に
傷つき生涯精神病で入院し続けたクローデル・・
ロダンの、その頃の作品が男女が抱き合うの官能的を作品「接吻」
19年の歳月をかけ待ち続けた内妻ローズ結婚したのが
73才わずか2週間でローズはこの世を去りその9ケ月後
ロダンも死去!
ロダン、内妻ローズ、愛人クローデル、愛と苦悩の日々は
ロダンにどんな創作意欲をかき立てたのであろうか・・・
後世にも残る傑作ロダンの「考える人」も、このような物語を
背景に鑑賞するとまた、違った見方があり、興味深いものが
あります。
いや~「事実は小説より奇なり」ですね!
私も上野の西洋美術館を訪れ数回みてますが、力強い中
にも、繊細さがあり、やはりすばらしいと思いました。
機会があったらまたみたいと思います。