緑のカーテンのある暮らし

楽しくて、快適で、おいしくて、地球にも優しい緑のカーテン。我が家と学校の緑のカーテンの生長をお知らせします。

気仙沼で緑のカーテン①仮設住宅で

2013-06-09 11:14:04 | ひろがる緑のカーテン

5月19日、J-WAVEの「WORLD VISION」に出演した後、

上野駅から気仙沼に向かいました。

一ノ関駅からは大船渡線に乗り換え。

一両編成でワンマン運転のかわいい車両です。

 

大船渡線から眺める景色は、東京から1ヶ月遅れの風景。

新緑やチューリップ、花盛りのヤエザクラが美しかった!

気仙沼駅に到着すると、ホヤぼーやがお出迎え。

はっぴ姿の方もたくさん並んでいらして、

気仙沼を訪れる人を歓迎しようという温かい気持ちが

伝わってきました。

 

今回の気仙沼訪問は、エスペックみどりの学校と、

福知山環境会議からの要請で、仮設住宅と市内の保育園、

小中学校のみどりのカーテンづくりをお手伝いしました。

 

昼過ぎに気仙沼駅に到着して、他のメンバーと合流。

午前中に作業の終わった様子を見学しました。

狭い通路を挟んで、目の前に他のお宅の玄関が見える環境。

緑のカーテンは、目隠しの役割も果たしてくれます。

この仮設住宅のすぐ裏手の光景。

ここまで津波が押し寄せてきたとのこと。

住宅のあった場所は更地になっています。

震災後、3回目の春。ヤエザクラが見守っていました。

 

昼食後、漁火パーク仮設住宅へ。

まずは、住民の方々とご挨拶。

5月中旬で、たくさんのこいのぼりが風に泳いでいました。

高台にあるこの場所からは、

三陸海岸の絶景をぐるりと見渡すことができます。

それだけに、風もかなり強い場所です。

 

昨年使用した土に「アグミック」という堆肥を加え、土壌改良。

 

ネットのないお宅にはネット張りも。

屋根の上での作業も手馴れた様子で進みます。

 

一番端のお宅のネット張り。

みんなでアイディアを出し合いながら、しっかり張りました。

 

土と堆肥をしっかり混ぜ合わせたら、今度は水やり。

バケツに汲んだ水を運ぶのはなかなか大変です。

プランターの土にた~っぷり水を入れ、

さらに混ぜ合わせて土全体に水をいきわたらせます。

 

作業しながら、住民の方々とお話をしました。

「私ね、去年、植えっぱなしだったの。」

「なるほど。」

「水もほとんどくれなかったの。」

「そうですか。」

「それでね、あんまり育たなかったの。どうしてかしら?」

「水です!」

緑のカーテン成功の秘訣、しっかりお伝えしました。

 

なかには、支柱を使ってこんなに上手にネットを張っている方も。

達人はこの方!

他のお宅のおばあちゃんたちも、

「これ、いいわね!私も支柱を買ってこよう!!」

支柱の使い方、教えてもらってくださいね。

 

学校では、子どもたちが苗に名前をつけて育てていることを

お話しすると、

「じゃあ私、昔の彼氏の名前をつけよう!」

「苗、3本ありますけど。」

「大丈夫、3本分つけられるから!」

みなさん、明るく元気で笑顔のすてきな方ばかりでした。

 

福知山みどりの親善大使「ゴーヤ先生」と一緒に記念撮影。

 

16日から気仙沼入りしたメンバーのほとんどが、

この日が最後の作業でした。

みなさん、お疲れさまでした。

女子チームでぱちり。

エスペックという会社は、採用条件に

「笑顔がすてき」という項目が入っているに違いありません。

 

車に分乗して次々に出発。

ね、やっぱりすてきな笑顔。

さようなら、またお会いしましょうね。

 

作業しながら、住民の方が何度も何度もおっしゃったこと。

「また来てね。」

「がんばって、育てるからね。夏にきっと見に来てね。」

 

「また来ましたよ!」と継続して訪れること。

それが、何よりの支援なのだとあらためて思いました。

震災直後から緑のカーテンを通しての支援を続けている

エスペックみどりの学校、そして福知山環境会議の方々。

その活動に敬意を表します。

 

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