緑のカーテンのある暮らし

楽しくて、快適で、おいしくて、地球にも優しい緑のカーテン。我が家と学校の緑のカーテンの生長をお知らせします。

最後の授業

2009-03-23 21:54:02 | うれしい出来事
例年より早く桜の開花宣言が出されました。

卒業式まであと三日。
担任の先生にお願いして、今日の1時間目に
6年生の最後の音楽の授業をしました。

いつも通り元気いっぱい音楽室にやってきた子どもたち。
このメンバーで行う最後のドラムサークルを楽しみ、
卒業式の歌の練習をちょっとして、
10分ほど話をしました。

教師になって27年。
毎年卒業生に告げるのは「ごめんね。」
私よりも力のあるすばらしい先生に出会っていたら、
もっともっと伸びたはずの子どもたち。
選びようのない状況で私に出会ってしまったのです。
申し訳なさでいっぱいだけれど、
今の私の力の全てを注ぎ込んだことだけは信じてほしい。
だから「許してね。」と伝えました。

音楽は人生を豊かにしてくれます。
うれしいとき、幸せなとき、悲しいとき、つらいとき、
音楽は何かしらの力を与えてくれます。
学校の授業は、音楽のほんの少しの部分だから、
授業の中で自分と音楽との間に壁を作ることなく、
これからの人生、ずっとずっと音楽と仲良しでいてほしいと
心から願っています。

もう一つ伝えたかったのは、
「自分を大切に」
どんな人でありたいか、どんなふうに生きていきたいか、
しっかり考え、歩いて行ってほしい。
自分を大切にする人は、他の人たちも大切にできるはずです。
人の心を傷つけるたび、実は自分自身も傷つけていると思うのです。

最後に校歌と「旅立ちの日に」と
「MIDORI~繋がる輪~」を歌いました。
保護者の方から依頼されていた録音の他に、
今日の授業の最初からいてくれた「天才」図工の先生が録画。
さらに、担任の先生と、算数少人数のF先生もお招きし、
子どもたちの歌を聴いていただきました。

素直なまなざしで、語りかけるように歌う子どもたち。
3年間、たくさんの幸せをもらいました。
かわいくて、いとおしくて、
でも、もうこれが最後の授業だと思うとさびしくて、
「今日は大丈夫」
と思っていたのに、「MIDORI」の最後で涙がこぼれました。

ありがとう、みんな。
コメント (4)
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