台風一過

いつもならもりもり青々と茂っているカーテンの外側も、
今日はへなへなです。

それでも、ゴーヤーのカーテンはがんばっています。
今朝、朝食の支度をしている時に、
「今日はやけに暑いなあ・・。」
そして気づきました。
「あっ、カーテン降ろしたままだからかな？」

さっそく主人とするするとカーテンをあげました。
するとその瞬間、ベランダの空気が変わりました。
「あぁ、涼しいね・・・。」

居間もさっきまでとはうってかわって涼しくなりました。
10時から雑誌「花ぐらし」の取材がありましたが、
編集の方もカメラマンさんも、
「外とくらべたら天国と地獄の違いですよ！」

撮影を終えて、緑を眺めながらお茶を飲んでいると、
カメラマンさんが、
「森の中にいる、という感じですね。」

植物を育てるということは、手間がかかります。
どんなに大切に育てても、
天候によって残念なことになってしまうことも、
一度や二度ではありません。
大変だし、悲しくなるし、がっかりもするけれど、
そこから立ち直って元気を取り戻した時のうれしさはたまりません。

緑のカーテンは装置ではないのです。
私たちは、植物の命と向き合って、
そこからたくさんの恵みをいただいています。

へのカッパ③

これもオーシャンブルー。
今まで何を植えてもうまく育たなかった場所に茂っていましたが、
今回の台風でもダメージなし。

オーシャンブルーおそるべし、です。

へのカッパ②

しおしおのヘチマの横で、すまし顔なのはオーシャンブルー。
葉の色、張りとも台風前と変わりません。

猛烈に風の吹き抜ける場所にいるのに、
葉っぱが破けてもいないのはどうしてなんだろう？

へのカッパ①

大きなダメージを受けた植物たちにくらべ、
ブドウは、葉が傷むこともなく、
何もなかったような顔をしています。

やはり風に強いようです。

台風ダメージ⑦

せっかく持ち直していたメロンくんも、
またもや葉っぱがちりちりに。

水もたっぷりあげて、置く場所も考えたのに、
風は情け容赦ありませんでした。

蔓しかないような状態です。

台風ダメージ⑤

キウイ棚の天井は、
ヘチマの葉っぱですてきな緑の屋根になっていたのに、
空がたくさん見えて、
暑い日差しが遠慮なく差し込んできます。

台風ダメージ④

あんなに元気だったヘチマも、全体的に葉の色が薄くなり、
黄色くなってしまった葉をとってみると、
すかすかの情けない様子に。

側に行っても涼しさを感じません。

台風ダメージ③

室内から見ても、隙間が多く、
外側の景色が見えています。
熱が入ってくるのをひしひしと感じます。

台風ダメージ②

台風の前までは、心地よい森の中にいるようだったゴーヤーのカーテン。
葉が傷んで隙間も増えたため、外からの光がたくさん入っています。

台風ダメージ①

台風が通り過ぎた後も、強い風が続きました。
まともに風の脅威にさらされる植物たちには、
かなりのダメージがありました。

上品な香りの白い花をつけていたロイヤルジャスミン。
伸びた蔓の先の葉が、水分を奪われてすっかり枯れています。
小さくかわいい花たちも、もちろん吹き飛ばされました。
残っている蕾も黄色っぽくなっていて、
咲きそうもありません。