アメリカの阿部四郎

3月14日（火）晴れ

野球人の端くれとして、今日は何よりも昨日のWBC日本VSアメリカ戦の判定についてだろう。
王監督も言っていたけど、審判が一度下した判定が覆るなんて考えられないしあってはならないと思う。草野球とか学生野球みたいに無報酬で審判をやってもらう場合、一審判の明らかな間違いがあって、複数審判が協議した結果で変わるのは何度か見た事がある。でもこれはどちらのチームから見てもも明らかな間違いの場合であって(例えばワンバウンドで捕球したとか)、タッチアップ(※)のタイミングとか微妙な交錯プレーなんかが変わるのは草野球でさえ見たことが無い。人種差別だかナンだか知らないけど、自国チームにも辱めを与えるような行為だと思うんだけどなぁ。
※野球のルールがよく分からない人へのミニルール講座：タッチアップとは、通常、フライを捕球されたら走者は帰塁しなければいけないんだけど、野手が捕球した瞬間に帰塁したベースから次のベースへスタートすることが出来るルール。昨日問題になったのは、このスタートをするのが野手の捕球前ではないのか？ということ。ちなみに捕球とはグラブにボールが収まった瞬間。
もしこれからもタッチアップみたいな微妙な判定を、一番近くで見ていた審判に任せないというのなら、大相撲のようにVTR判定を導入し「行司差し違え」を作るべきという話になるよね。でもそれじゃぁ野球じゃね～もんな～。
日本代表が負けたということはもちろん残念なんだけど、今日のニュースでは王監督の「野球発祥の地でこういうことがあってはならない」とのコメントに同調する声が多いようだ。相手を尊重しつつ、イイワケをしない王監督の態度。素晴らしいね。
アメリカと対等に戦ったことと今回の『誤審』の件で、日本野球のレベルの高さを示すことは出来ただろう。そう考えてほっじすも今回の件に対する『怒り・憤り』を胸に治めようと思った。

結論：クラッシュギャルズVS極悪同盟での阿部四郎かと思ったよ。