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タナゴの遠征釣行記や日々のできごと、サケ・マスの釣行記。⚠️写真・記事の無断転載は禁止します。

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その出会いは天文学的確率☆!?[先週の釣査で釣れた正体不明のタナゴM(仮)に関する考察!!]

2015年05月29日 | タナゴ釣りー関東
先週の霞水系で釣れた正体不明のタナゴに関する考察をしてみました。
(私個人の勝手な考察が含まれていることをご理解ください。。。)

もし、このタナゴが希少種であった場合の法的問題がどのようになるのかがはっきりしなかったもので記事にすることを躊躇しておりましたが問題ないという結論に達しましたので今回投稿します。

文化庁所管の「文化財保護法」及び環境省所管の「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」が係わってきます。

「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」についてこの法律だけを見れば捕獲等した時点でアウトと読み取れますが、別の通達で「捕獲等」の定義付けがありました。
それは公布日:平成5年4月1日 環自野123号通達の第三 希少野生動植物種の個体の取扱いに関する規制についてのところで法第九条に規定する「捕獲等」には、「故意でない捕獲等」及び「人の管理下にある繁殖させた個体の捕獲等」は含まれないこととありますので一安心です。


念のためそれぞれの官庁にメールにて問い合わせしてみました。

2日後に環境省 自然環境局野生生物課のS係長さんから丁寧なお返事を頂きました。
上記の通りでセーフということです。(ホッ。。。)
つまり私の場合は生息していないはずの地域で偶然釣れてしまった=「故意ではない捕獲等」ということでしかもすぐにリリースしておりました。

もし、希少種の保護区など明確にそこに生息していると分かっている場所で罠を仕掛けたり、網で掬ったり、釣り竿を出していたのであればアウトということです。
李下に冠を正さず」ということですね!

また、偶然捕獲してしまった個体についても、法第7条の「個体等の所有者等の義務(※)」が適用されるため、生きている個体であれば野生に戻し、死んでいる個体であれば公的機関への持ち込みを行うなど、適切に取り扱う必要があるとのことです。
そのため、偶然捕獲したからといって、そのまま飼育したり、殺傷して標本にしたり、他の人に譲り渡すといった行為は認められません。

(※)第7条 希少野生動植物種の個体若しくはその器官又はこれらの加工品(以下「個体等」と総称する。)の所有者又は占有者は、希少野生動植物種を保存することの重要性を自覚し、その個体等を適切に取り扱うように努めなければならない

文化庁からは一向に返事が来ません。
日本淡水魚類愛護会のホームページに本件に関して問い合わせをした件の記載がありました。
それによると(以下引用)
「文化財保護法/ 施行令」では 「史跡名勝天然記念物に関しその現状を変更し、又はその保存に影響を及ぼす行為をしようとするときは、 文化庁長官の許可を受けなければならない」とあり、現状を変更がどう解釈されるかが重要です。 愛知県教育委員会にお尋ねしたところ、調査等で捕獲する場合は許可が必要ですが、偶然に捕獲しても違法性はなく、 現地で水槽に入れて写真撮影した後、現状に戻す程度ならば問題はないそうです。 故意に大量に捕獲して現状に戻すようなことを続けると、 現状の変更と見なされることもあるようで、許容できるかどうか程度の問題のようです。


今回釣れたこのタナゴに関しては当初、何かのハイブリッドかな?とも考えました。
尻鰭の配色がアブラボテに似ているような。。。
例えばアブラボテとヤリタナゴのクォーターあたりでは・・・などなど。

アブラボテ(今年の4月に北九州で釣ったものです。)


今回霞水系で釣れたタナゴ 正体不明M(仮)写真1
このタナゴの詳細は次のようになります。
・側線は不完全
・ヒゲは同所で釣ったヤリタナゴと比べるとそれよりは短い
・背鰭分岐軟条数は8
・腹鰭(腎鰭)分岐軟条数は8
・背鰭基底長は短い
・尻鰭の色は外縁に黒く太いライン、その内側が朱赤なライン、さらにその内側に白いライン
・腹鰭の色は外縁に黒いライン、その内側が全体的に朱赤を少し帯びている、赤の部分に若干白がある
・背鰭の色は色としては全体的に黒っぽく、外縁に白い太いライン
・胸鰭及び尾鰭は全体的に朱赤

今回霞水系で釣れたタナゴ 正体不明M(仮)写真2

そしてネットで色々なタナゴの写真と比較をしていくと非常に良く似た写真がありました。


 
これら(上の3つの写真)は全てミヤコタナゴ(天然記念物)の写真です。

もし正体不明M(仮)が上記と同じものであるとした場合に考えられることは
今まで霞水系での生息報告はなかったことから
(1)誰かが密放流した。
(2)実は極所的にほんのわずかに生息していた。
(3)突然変異。
(4)少しずつ交雑していた遺伝子が全て優性として発現。
などが考えられますが現実的には(1)が妥当なのではないでしょうか?

しかしながら私の釣り上げた個体の尻鰭及び腹鰭の外縁の内側の朱色が、一般的なものがオレンジ色や山吹色なのに対して真紅に近いあかね色なので、ひょっとするとこの地域独特の形質ということも考えられるので(2)の可能性も全否定は出来ないのではないでしょうか。
それでも昔から生息していたのであれば何らかの文献・資料(伝承・口伝も含めて)が存在していてもよいのではと思いますが。。。
ゼニタナゴに関しては多くの資料が残っているように。


リリース前に撮った写真です。




何にせよこのような可憐なタナゴに出会えることができてラッキーでした。。。(笑)
霞ヶ浦及び北浦からなる広大な霞水系、どんな出会いが待っているか分かりません。
足を延ばしても損はないと思いますよ。。。


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3 コメント

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Unknown (ぼん)
2015-05-30 12:29:17
すごいですね!ミヤコタナゴ(ここではそう言い切らせていただきます)
ボクもその存在は知っているものの、釣れる魚としては考えていませんので、もし釣れたとしても???となるだけでしょう。
そして、もしこの魚は密放流などではなくて、この水系にひっそりと代々生き続けていたものが偶然にも釣れたのだと思いたいです。この環境がそのまま残されて、人が保護しなくても自然に生き続け、気が付けば増えてた!ってなると良いですね。
To:ぼんさん (icet2you)
2015-05-31 22:51:10
こんばんは”ぼん”さん!
ご来訪ありがとうございます。

釣った私が一番びっくりしました。
現場ではよくわかっていなかったので帰宅後に色々調べたら大変なことだと思った次第です。

もし自然分布の名残でしたら大変ロマンチックですね。。。
このまま生き延びてもらいたいと思います。

Re:経緯 (icet2you)
2017-02-03 07:56:09
?さん

ご要望はお聞きしました。
しかしながら詳細(意図)が分かりません。
イタズラ投稿かの判断もつきません。

PC版からメールでご連絡頂き納得出来れば対応を考えます。

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