日々の寝言~Daily Nonsense~

日々の出来事への感想、雑感、思いつき、ぶつぶつ・・・

20世紀少年の夢

2010-06-29 20:22:14 | 生きるヒント
やりたかったことは
「世界を変える」ことだった。

勝ち組も負け組もなく、
すべての人が安心して自分らしく生きられる世界。

貧困、戦争、犯罪の無い世界・・・
そんな世界が来るはずだったのに。

Microsoft や Google は
世界を便利に、効率的にした。
しかし、世界を「変えて」はいない。

実現したのは、競争、監視、効率化の社会。
富めるものはますます富み、
貧しいものは搾取されていつまでも貧しい。

すべての命は等しく尊重されるべき、と言いながら、
能力によって厳しく選別され、
得られる生活水準は1000倍以上異なる。

少数の成功者以外の多くの人は、
いつの日かの成功を夢見ながら、
不安な日々を暮らしている。
自殺してしまう人もあいかわらず多い。

確かに、社会主義の実験は大失敗に終わったのが、
我々20世紀の少年が夢見ていたのは、
今のような社会なのだろうか?
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Shutter Island

2010-06-26 21:04:48 | 映画・ドラマ・テレビ
Shtter Island を観た。

以下激しくネタバレ。






 * * *


イメージ性に富んだ映像と
音楽がなかなか良かった。

現実と幻覚が交じり合ってゆくイメージは、
キューブリックの「シャイニング」
を彷彿とさせる。

水が多用されているところは
タルコフスキーっぽい感じもある。

普通の解釈では、すべては
ディカプリオ演じる保安官の幻覚、妄想
ということになるのだろう。

妄想に閉じ込められた主人公(とその妻)。
それはまさに Shutter Island そのものだ。

しかし、ディカプリオ以外すべてがグル、
という解釈も、かなり苦しいが
原理的には不可能ではない。
(だからこそ、抜け出せないのだ)

それは、こうして映画を観ている我々もまた、
自分自身の Shutter Island に閉じ込められている
のかもしれない、ということを示唆する。

興行的には、何度も観てもらうために
「謎解き」という形で売っているようだが、
この映画が提示しているのは、古来からある
原理的に解くことのできない謎だと思う。

それにしても、
人間が抱いてしまう悪夢、
作り出してしまう心の闇というのは、
なぜこうもすさまじいのだろう・・・

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相撲協会の終焉?

2010-06-16 21:11:36 | 政治・経済・行政情報
力士の野球賭博問題。

深く角界に浸透しているようで、
しばらく興行不能になる可能性も
ありそうだ。

一度協会を潰して、
ゼロからの再出発するしか
無さそうだが・・・
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金貸しばかりが儲かる世界

2010-06-16 21:02:13 | 政治・経済・行政情報
SFCS(元商工中金)元会長らが
資産隠しの疑いで逮捕された。

隠した資産の額がすごい。

the rich get richer and
the poor get poorer
な世界・・・

人類史上稀に見る平等社会日本は
もはや存在していない。
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海角七号

2010-06-16 00:55:42 | 映画・ドラマ・テレビ
「海角七号」(かいかくななごう)を見た。

台湾製作映画の歴代興行収入第1位。
ということだったが、
割と地味な a boy meets a girl もの。

途中までは話が発散気味で、
どこに連れて行かれるのか
よくわからなかったが、
最後にはきっちりまとまって、
なかなか味わい深い佳作だと思う。

ナイーブでピュアな恋愛ものということで、
アイドルが出ているという意味も含めて、
大林監督の作品にちょっと似た雰囲気を感じた。

60年前?の実らなかった恋が、
現在の恋を導き、実らせる、
というアイデアはなかなか素晴らしい。

何かに恋することから、
すべてが始まる。

恋して、もしかしたら愛になり、
もしかしたら子供を作って、育てて、
そして死ぬ。

人間なんて、そんなに高尚な
生き物じゃないんだから、
それだけで十分じゃないか?

という気持ちになって、
帰り道、すれ違うカップルが
まぶしかった・・・

久しぶりに、
素朴な人間の温もりが
感じられた作品。
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広瀬五段が王位に挑戦

2010-06-11 23:56:49 | 将棋・ゲーム
王位戦の挑戦者決定戦が、
羽生名人と広瀬五段の間で戦われて、
先手の広瀬五段が勝ち、
深浦王位への挑戦を決めた。

将棋のほうは、先手の広瀬五段が
十八番の四間飛車穴熊を採用。
羽生名人も居飛車穴熊で対抗した。

いつもどおり、相手の得意戦法に
立ち向かった形だが、組みあがった直後から
激しい戦いとなり、中盤の折衝でやや優位に立った
広瀬五段がそのまま確実に押し切った。

羽生さんに勝つにはどうすればいいか、
を端的に示したような勝負だった。

1)羽生さんの強さを意識しない
2)中盤思い切って踏み込む
3)終盤で絶対に間違えない

対渡辺竜王戦に続いて、
猛者二人を穴熊で倒した広瀬五段の
終盤感覚は本当にすごいと思う。

これで、羽生-深浦17番勝負は
無事?回避された。

一番残念に思っているのは、
深浦王位かもしれない。

しかし、渡辺竜王以来、
久しぶりの二十代のタイトル挑戦者の登場で、
フレッシュな顔合わせ。

広瀬穴熊は二日制という長時間の戦いで
深浦王位に通用するのか否か?

羽生ファンとしては残念だが、
将棋ファンとしては楽しみだ。
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棋聖戦第一局

2010-06-08 22:23:30 | 将棋・ゲーム
将棋の棋聖戦第一局が
奥出雲の玉峰山荘で行われた。

振り駒で先手となった羽生棋聖の
▲7六歩に対して深浦王位が△8四歩と応じて、
角換わり先後同型へと進んだ。

一時期、渡辺竜王が後手有利と宣言していたが、
羽生、佐藤に撃破されて最近では封印しているという
指定局面を、後手の深浦王位が選択。

当然、深い研究があると思われるが、
羽生棋聖は、いつものようにそれを
あっさりと受けて立つ。

結果は、深浦王位の新手が不発に終わり、
羽生棋聖の勝ち。

一気に終盤に雪崩れ込んだが、
どこが敗因か全くわからない将棋で、
羽生名人の一日制での強さが光る一局だった。

恒例となった梅田望夫さんの解説に加えて、
チャットでの解説、Ustream での大盤解説中継と
盛りだくさんだったようだが、
お仕事で日中は見られなかったのが残念。

梅田さんの解説は、戦いが始まる前の
2つが素晴らしかったが、始まった後は、
戦いのスピードについていけてない感じだった。

プロ棋士でも難解なのだから、
どうしようもないところだが、
リアルタイム解説の限界かもしれない。

それにしても、今年度の羽生名人の
なんと強いことか。

これで9連勝中で11勝1敗。
勝率9割を超えている。

羽生ファンにとっては
なんとも至福の日々だ

次は広瀬五段と王位戦の挑戦者決定戦。

公式戦初手合いでなかなかの難敵だが、
羽生さんがそれに勝って、
深浦さんが王座戦の挑戦者になると、
5+7+5の17番勝負になるという。

うーむ・・・

今のところ、深浦さんにしては珍しく、
一日制タイトル戦での羽生さんの強さを
意識している様子が伺え、
それが却って災いしているようだが、
たくさん戦っているうちに
深浦さんがまた進化してしまいそうなのが、
羽生ファンとしては怖い。

羽生さんにとっては、それは望むところ、
なのだろうが・・・
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有島武郎「或る女」

2010-06-07 22:51:20 | 今日のひとこと
「愛の前に死がかくまで無力なものだとは
此瞬間まで思はなかつた」

という有名なせりふを含む遺書を残して心中した、
有島武郎さんの代表作の一つ。

中学校の文学史?で習って以来、
少し気になっていたのだが、
本を買ったり、図書館で借りたりして
読むまでには到らなかった。

i文庫HDの内蔵コンテンツに入ってたので、
何気なく読みだしたら、これが止まらない。

どぎつい味付けのB級グルメという感じで、
一週間くらいで一気に前・後編を読んだ。

ちょっと目が疲れるが、
縦持ちなら字が大きくて
読みやすい。

それにしても、
なんともすさまじい話だが、
結構面白く読めてしまうのは、
葉子の屈折しきった行動を、
あまりにも愚かと思いつつも、
自分の中にも思い当たるものが無いわけではない、
ためかもしれない。

一種の「拡大鏡」、
デフォルメなのだ。

しかし、この話は実話に基づいているらしい。

昔は世間の目が厳しかった分、
むしろ今よりも派手な色恋沙汰が
あったのだろうか・・・

モデルとなった男女も男女だが、
それをすぐ小説にしてしまう
有島さんも有島さんだ。

たぶん、世間の「不埒な!」という意見に
反論したかったのだろうが、
ひいきの引き倒しという感じもする。

ちなみに、小説の中で主人公らの恋愛を
新聞に告発する「田川夫人」のモデルは、
鳩山前首相の曾祖母の鳩山春子さんという方らしい。

いやはやなんとも・・・

後半、葉子が狂ってゆく様は、
その執拗な心理描写もあわせて、
漱石の「行人」の一郎を思わせる。

「或る女」の前編(の元となる作品)は1911年、
後編は1919年に発表されている。

漱石の「行人」は1912年12月から連載開始。

ほとんど同じ時代なのだ。
相互に影響はあったのだろう。

漱石はイギリスに行き、
有島はアメリカに行った。

もし漱石がアメリカに行っていたら、
その後どんな人生を送ったのだろう?

などなど思いは尽きない。

次は「カインの末裔」を読もう
と思っている。


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菅総理大臣誕生

2010-06-05 20:54:50 | 政治・経済・行政情報
おおかたの予想どおり、
菅総理大臣が誕生した。

小泉、安倍、麻生、鳩山、と続いた
政治家一家出身の総理大臣の系譜が
やっと途切れた。

叩き上げの政治家という意味では、
鳩山さんよりはだいぶ期待できると思う。

ただ、どうも柔らかさが無いというか、
思い込みが強くて、
強引さが目立つ印象もあるのが心配。

今回も「ノーサイド」「全員一丸」と言いながら、
非小沢シフトがかなり強くなりそうという話だ。

もうちょっと柔軟な感じだと
理想的なのだが・・・

それにしても、自民党は残念だった。
鳩山-小沢体制のままぐずぐずともめていれば、
かなり挽回できたかもしれないのだが、
両方すっきり辞めてしまったとなると、
攻撃対象が無くなってしまった感じだ。
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普天間問題の総括

2010-06-05 20:41:20 | 政治・経済・行政情報
だいぶ前の朝日新聞で、船橋洋一さんが、
普天間問題の経緯をまとめていた。

それによれば、結局のところ
終始米国主導だったということのようだ。

最初のオバマ大統領との会談での
"Trust me"を、米国側は当然ながら
年内決着と理解した。

しかし、あっさりと先送りとなり、
この時点でアメリカの鳩山不信は
明確になった。

その後は、ひたすら、本当に5月には
決着するんだよな、という念押しが来ていた。

従って、鳩山さんとしては、
5月末という締め切りを反故にすることは不可能で、
いかにも唐突に見えた5月末の日米合意は
最初から不可避だったのだ。

それにしても、この問題はどうなるのだろう?

菅さんに代わったからといって、
日米合意を反故にできるはずもなく、
近日中に米国は履行を迫ってくるだろう。

かといって、期待を裏切られた沖縄の怒りが
すぐに静まるわけもなく、
世の中の扱い方によっては、三里塚のように
血で血を洗う長期闘争になりかねない。

「最低でも県外」という
たった一言のその場に迎合した軽い発言が、
将来に長い長い遺恨を残す。

政治と言うのはつくづく怖いものだ。
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Apple の株価価値

2010-06-05 20:39:12 | PCやIT
中島聡さんのブログから:

> Appleが過去10年間で、Macだけのビジネスから、
> Mac + iPod + iPhoneという三本立ての会社になったこと、
> そしてそれぞれのラインを独立した会社と見た時に、
> それぞれが(つまり、株式会社Mac、株式会社iPod、株式会社iPhoneが)
> 株価総額ですでにソニーを超していること、を指摘した。

> 言い換えれば、過去10年間にソニー全部に匹敵する
> 株主価値を新たにゼロから二つも作り出したのがAppleである。

うーむ・・・
なんてこった。
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iPad のインプレッション(6)

2010-06-04 19:51:46 | PCやIT
iPad の使い方あれこれ

いろいろなところに書かれている、
iPad の活用法をまとめてみた。

1)電子書籍端末
これがメイン機能というか、
キラーアプリ(たぶん)。

i文庫HD でほぼ完ぺきだが、
寝ころんで読むのには少し重くて手が疲れる。
表示はとても美しい。
屋外でも日陰ならOKだと思う。
直射日光下で読むのは少し苦しい?

2)PDFリーダー
CloudReaders でほぼ完ぺき。
ただ、A4の書類を表示すると少し字が小さいので、
ハードの表示画面サイズが A4 だと嬉しい。
でもそうなるとまた重さの問題が・・・

CroudReaders で、
拡大率や表示場所を維持したまま
ページをめくれるのはとても嬉しい。

3)フォトビューワー
美しい画面に感動。
ただ、付属の写真ソフトは、開くたびに一覧になってしまうのはなぜ?
前回最後に表示した写真が出てくるほうが嬉しいのだが・・・
設定でなんとかなるのだろうか?
あと、iTunes を介した写真転送が遅い。

メール等で写真を入れられる
フォトフレームとしても使えるはず。
そういうアプリもたぶんあるのだろう。

4)音楽再生プレーヤー
まだ使っていない。
Bluetooth 機能が便利かもしれない。

5)動画再生プレーヤー
画面はとても美しい。
YouTube + GoodReader でほぼ完ぺき?

6)ゲームマシン
ほとんど使っていないが、
ホッケーゲームや将棋などの対戦型が面白そう。

7)メールマシン・ドキュメント作成
まだ使っていない。

仕事メールも処理するとなると、
VPNが張れない?のが残念。

Windows系アプリの添付文書が加工できないと苦しいが、
逆に言うと、cloud化して Word, Excel から自由になるチャンスかも。
Bluetooth のキーボードは必須か?

8)プレゼンマシン
まだ使っていない。

高額の企画では、パンフレットなどの代わりに、
いろいろな情報を入れた iPad をそのまま渡す
というのも一時的には流行るかもしれない。

9)コミュニケーションマシン
手書きメモや音声メモを使って、家庭内ホワイトボードや
伝言板の代わりになると思う。

それに、一緒にWebを見ながら、
たとえば旅行のプランニングなどをするのにもぴったり。
企画・コンサル・見積り提示系のツールとしても
最強かもしれない。

10)まとめ
現在の自分の使い方だと、仕事用メールがネックで、
モバイルPC の完全代替は難しそうなので、
PC + 書類の束 +ゲームマシン+音楽プレイヤーの代わりに、
PC + iPad にするというのが現実的か。

早く仕事環境が Cloud 化するといいのだが・・・
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iPad のインプレッション(5)

2010-06-04 19:49:39 | PCやIT
多くの人が指摘しているのは、割りきりの上手さ。

コンピュータは原理的にはなんでもできてしまうので、
何を捨てて何を取るかは実は難しい。

それと、単に捨てるだけでなく、
捨てた後のフォローアップが
しっかりしていると思う。

たとえばマルチタスクでなくてもOKと思えるのは、
各アプリが俊速できっちりサスペンドーレジュームするため。

iPhoneユーザでないので、
こういう使用感は今まで感じたことがなかったが、
とても快適。

マルチウィンドウを世に出した
アップルならではの割り切り
と言えるかもしれない。

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iPad のインプレッション(4)

2010-06-03 21:31:04 | PCやIT
無料のアプリをいくつかダウンロードしてみた。

1)オルセー美術館展
今やっているオルセー美術館展の解説コンテンツ。
印象派の代表作品を iPad の画面で楽しめるうえ、
音声解説までついている。これが無料でいいのか?

2)Wikipanion
Wikipedia を iPad 向けに表示するアプリ。
まだ使いこなしていないが、とりあえず読みやすい。

3)三好和義さんの小笠原写真集
写真の数が少し少ないが、どの写真もきれいで
癒される。

4)Virtuoso
ピアノアプリ。二段鍵盤で両手弾きができる。

このほかにも、有料のものの一部を
お試しとして無料で出しているものも多い。

無料アプリだけでも、
当分は楽しめそうだ。
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アゴラブックス

2010-06-02 23:38:03 | PCやIT
池田信夫さんの電子出版サイト
アゴラブックス」がオープンしている。

ダウンロードするのではなく、
ネットにつないでブラウザ+ajaxのリーダで読む、
というスタイルだ。

一種のストリーミング。
これならとりあえず簡単にはコピーされない。

しかし、手元のノートPCで立ち読みしてみたが、
文字が薄くてちょっと読みにくいような。
2ページ見開きでなければいいのか?

iPad でも読んでみたが、やはり、
ちょっとリーダの出来がいまいちのような・・・
ページめくり方式ではなくて、
ずりずりと横に動かすのは嫌だなぁ。

でもまあ、このあたりは
すぐに改善されるだろう。

ダウンロードかストリーミングか、
どっちがいいのだろう?

3G で常時接続することを考えれば、
ストリーミングが今後の流れだと思うが、
所有欲みたいなものが満たされない感じはある。

しかし、いつでもアクセスできると思えば、
そういう気持ちも薄れていって、
ダウンロードの必要性は希薄なってゆくのだろう。
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