イヴの夜。僕は職場の先輩と帰宅中。
家路を急ぐ人々の脇で、コンビニの店頭でサンタの格好をしてケーキを売る
女子高生2人。精一杯声を出しても、ほとんどの人がそれを無視して素通り。
そんなサンタ2人から聞こえてきた言葉、
『誰も振り向いてくれないね』
その瞬間、僕と先輩の足は止まった。
「今の聞こえたか?」
「はい。僕、左のコと目が合っちゃいました」
ホールケーキを買う僕と先輩。不思議なことに、後悔などしなかった。
昨夜は同期宅でクリスマスパーティー。
ワンルームマンションに8名の同期。選りすぐりのバカなメンバー。
みんなそれぞれがケーキやらお菓子を持ち込むものだから、
どうやっても食べ切れる量ではなかった。
でもそれが楽し過ぎて、ここ数年では最も充実したクリスマスになった。
世間はどことなく年末ムードの浮かれ気分。
我々は年末ギリギリまで仕事という現実が待っている訳で。
大体の仕事は片付けたけれど、できる限り残務を消化して年明けを迎えよう。
もう少しで正月。頑張れ、自分。
家路を急ぐ人々の脇で、コンビニの店頭でサンタの格好をしてケーキを売る
女子高生2人。精一杯声を出しても、ほとんどの人がそれを無視して素通り。
そんなサンタ2人から聞こえてきた言葉、
『誰も振り向いてくれないね』
その瞬間、僕と先輩の足は止まった。
「今の聞こえたか?」
「はい。僕、左のコと目が合っちゃいました」
ホールケーキを買う僕と先輩。不思議なことに、後悔などしなかった。
昨夜は同期宅でクリスマスパーティー。
ワンルームマンションに8名の同期。選りすぐりのバカなメンバー。
みんなそれぞれがケーキやらお菓子を持ち込むものだから、
どうやっても食べ切れる量ではなかった。
でもそれが楽し過ぎて、ここ数年では最も充実したクリスマスになった。
世間はどことなく年末ムードの浮かれ気分。
我々は年末ギリギリまで仕事という現実が待っている訳で。
大体の仕事は片付けたけれど、できる限り残務を消化して年明けを迎えよう。
もう少しで正月。頑張れ、自分。