saderのエッセイ館

saderは自然の中を旅するのが好きです。
四季折々自然が持つ“蠱惑の魅力”を『エッセイ館(やかた)』へとどけます。

台高山脈・赤山(赤倉山・コクマタ山)

2013-05-07 19:14:22 | Weblog
5月4日(土)「フォトクラブ大峰」の撮影合宿が台高山脈で行われるとのことで、参加させて頂いた。と言えば聞こえがいいが・・・、
「フォトクラブ大峰」の皆さんは2泊3日の予定で赤山西尾根から池木屋山、霧ノ平、馬ノ鞍峰の縦走だから、カメラ機材と幕営装備の重装備である。
担荷総重量を考えただけで、ついて行けそうにないので、1日だけ日帰りで参加させて頂くことにして、北股川林道の檜塚谷手前の辿道を1,238㍍無名峰へでて、赤山へむかった。1,238㍍無名峰へは架線場跡からは高塚(トベット)鞍部への道が途絶えているので、壊れたフェンス右側を伝わないと、露岩とブッシュで余計な時間を食われてしまう。天候は架線場跡付近から怪しくなり、稜線を歩く頃には氷雨が降ったり止んだりとなり、期待していたアケボノツツジも、まだチラホラ咲きで、三脚を立てるまでもない。赤平の草原からの大展望もメリハリの無いモノトーンの世界。
「フォトクラブ大峰」の諸君は千里峰で幕営し、夕景、朝焼けを狙うので、ここで別れ西南稜をくだる。2~3年前まで残っていたテープが落ちたのか途中で消えていた。代わりに架線場跡への尾根に真新しいピンクのリボンが付けられていた。この付近、架線場尾根と西南稜の間に小尾根が1本入り、下山時は、ややルートファインヂィングが難しい。西南稜を右へ降りる場所のテープも無くなって、右のガラ場を目安に右前方のヒメシャラの二次林へくだる。まだ白い蕾だけのヤマシャクヤクの群落を睨み、微かな踏跡を拾い、ゴロベエ谷支流左の1065林班・飯場跡から北股林道終点に降り立った頃には天候も回復し、尾根に陽が落ちようとしていた。

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