ときどき夢街道

日々のつぶやき、生活史を中心に、転職・仕事、職場・女性問題、ニュースのほか、
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忘れかけていた皇室の危機

2009年01月31日 17時24分04秒 | Weblog
先日たまたま女性週刊誌を見ていて、はたと思い出したのが皇位継承問題。
この問題は深刻な問題なんだけれど、悠仁さまがお生まれになって時間的な余裕ができたことから、議論が進まなくなっているらしいことがわかった。

皇室問題で女性週刊誌というと、雅子さまの最近のぐあいはどうかということが最近取り沙汰されがちだが、皇位継承問題について触れるニュースはこのところ少ない。以前はこのニュースもあったので、そのときに今の宮家には男子が少ないということもわかった。それでいっそ女系でもいいではないかという世論が高まった後に悠仁さまがお生まれになって、立ち消えになった。それから時間がたって、忘れていたことをついこの前思い出したというのが今回これを書いているいきさつである。

これまでをおさらいしておくと、秋篠宮文仁親王誕生後に生まれた皇族男子は秋篠宮悠仁(ひさひと)親王であり、2006年9月のお生まれ。皇位継承順位は第3位で、第4位~第6位までが現皇太子殿下よりも年長者なので、順番からすれば皇位に就くとは考えにくい。つまり悠仁さま以降に実質的な皇位継承者は今現在はおらず、悠人さまから男子が生まれたとしても危機的な状況に変わりはなく、何らかの対策を打たなくてはならないことはほぼ確実なのである。

さらに、「皇位典範に関する有識者会議」というのが報告書を出していたのである。この会議は平成17年に17回開催されているが、その後11月に報告書を出して以後、開催されていない。

この会議の結論は、女性天皇・女系天皇の容認、長子優先を柱としたものであった。女性を皇族として結婚後も残すことにするという案であるのだが、悠仁さまご誕生とともに反対の声があがって、その時の小泉首相も皇室典範改正案提出に踏み切れなかったという経緯であった。この報告書もニュースになっているはずだが、詳しいことはもう思い出せなくなっている。今回こうして調べているうちに、そういえばそうだったと、いろいろ思い出しているところ。


皇室典範に関する有識者会議 報告書

この報告書の結びには「女性天皇・女系天皇への途を開くことが不可欠」とあるが、この実現はそう簡単なことではなかったのである。


それで今回ネットで調べていたら、櫻井よしこさんがブログに記事を載せていることがわかった。

櫻井よしこさんのブログ記事

宮家が将来消滅するときの対策として、(1)旧皇族を皇族に復帰させる案と、(2)皇族の養子制度の復活の2案があると書かれてあった。


文化の象徴としての天皇制に反対する人は少ないだろうが、今後どうすればいいのか、それに真剣に取り組める人がいないまま、皇室の危機は続くのである。

一般庶民からすれば女系天皇でもいいんじゃないの、昔むかしには女性天皇もいたはずだしという世論だったような気がする。待ったの声をあげた人たちこそ、国家的な危機を切り抜けるための方策について早急に議論していくべきところであろう。


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女性の経済的自立と少子化

2009年01月25日 11時15分59秒 | Weblog
今朝テレビを見ていたら女性の自立の話が出てきていた。
作家、漫画家の40代の女性3人の鼎談だった。

会社組織に限らず、世間一般が男性社会として成り立っているので、女性がしっかり自立をするのはあるところまで来ると難しくなってくるような気がする。というのも自立した仕事を与えられないことが多いからだ。

「若い子のほうがいい」などと思われてしまう機会が男性よりも多いということは、女性に何を期待しているかを物語っているわけだし、「結婚して家庭を守っていればいい」という安易な発想がいまだに根強いのだと思う。

結局定年まで働ける女性はやっぱり多くはないのだろうと思う。それに女性の側にも甘えはあるのだと思うけれど、男性が自立できない限り、女性の自立も難しいという構図になっているのだと思う。

まして自由業で自活できるような人はごく少数だろうし、理想的には女性の経済的自立を唱えても、将来そうなるであろうという材料がまだ見えてきていない気がする。経済的自立をする女性よりは、独りの場合には親と一緒というケースが増えているのは、結婚するよりはお得だからなのではないかという気がする。

男性優位の意識が変わっていかない限り、少子化問題もやっぱり解決していかないように感じる。少子化ということで言えば、女性が経済的にも自立できるほうが少子化問題が解決されていくのではないかという気がする。なぜなら離婚時のリスクを軽減できるからだ。

鼎談に出てきた人のなかには経済的にも自立して、なおかつ病気の旦那さんを看取るという立派な人もいるけれど、専業主婦でいてそういう立場に追い込まれたら、そこまで出来るものだろうか・・・というのが正直な感想だった。

少子化は国力の低下を招くということにやっと気がついて、少子化対策大臣なんてできたわけなのだけれど、どうなっていくのか・・・。


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給付金は使われるんだろうか

2009年01月18日 10時51分53秒 | Weblog
新聞社の調査などで7割が反対の給付金の予算が衆議院を通って、結局支給されることになった。

今回の不景気は政治に対する不信感が一因になっているように感じる人は多いのではないかと思うが、即効性のある1万2000円支給を当面の措置として選んだのは苦肉の策で、これ仕方がないのかもしれない。

貯金からお金を下ろさせるには、将来に対する不安を解消していく政策が出てくるか来ないかが大きいのではないかという気がする。結局抜本策を打ち出せそうにないから、今回の給付金という手を打ったということなのでしょう。

それにしても1万2000円という微妙な少額、財布の紐が緩む額でもないように感じるんだけど、お金がある人は使わない、お金がない人は使うみたいな構図になるような気がします。

景気回復は来年度以降になるのではないかという観測があるが、そういえば6年くらい前にも仕事が危機的な時があって、そのときは昔の仕事で就職して乗り切ったわけだけど、今回はどうなるのかわからない。先が見えてこないので。

いろいろ考えると本当に頭が痛いので、考えても仕方がないから資格取得をしておこうというところで、TOEIC対策を始めたところです。今までの英語の勉強だけでも400点くらいは取れるそうなんだけど、そこから先は自然に増えることはない。ということで、通信講座を受講し始めたのですが、どうなるんだか・・・。

それにしても卒業という段階になって、今さらながら理系の仕事はやっぱり院卒でないとダメなのかななどと考えるこのごろですねえ。工学部出身の人などIT業界に足を踏み入れる人がいるみたいだけど、結局こういうことなのかな・・と思ってみたりしています。理系離れも無理ないです。

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「派遣村」の人たちと血縁の関係

2009年01月10日 20時28分25秒 | Weblog
派遣村のニュースが世間を賑わせているが、気になるのはその人たちと血縁との関係だ。頼れる人がいないのはなぜなんだろうかと、素朴な疑問を感じる人は少なくないだろう。

何を言いたいかといえば、血縁・地縁を頼れない社会になってきたということだろうと思う。昔より確実に増えているのではないだろうか?? 昔は向こう三軒両隣といった隣組にしても親戚にしても、困ったときはお互いさま、支え合いましょうという空気があったが、価値観の多様化とともに、扇の要になる人物がいなくなって、家族の間でさえそれぞれの考えで別々に暮らしていたりする。

また、それは地方の高齢化の深刻さを意味しているのかもしれない。田舎から都会に出て働く人が増え、故郷に帰っても年老いた親がいるだけとなれば、とても頼れないということになるだろう。田舎が昔の田舎のように、地縁・血縁に囲まれて暮らすという暮らしではなくなっているということだろう。

故郷に帰ればどうにか暮らしていけるのではなくなったということは、それに代わる自助組織が必要になっていることを意味しているのだと思う。今は表面化していなくても、いずれ介護問題として表面化してくることだろう。
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謹賀新年・・・よい年になりますように

2009年01月04日 13時31分17秒 | Weblog
今年の正月は暖かいですね。皆さんどんなお正月を過ごされたでしょうか。

今日テレビを見ていたら、美輪明宏さんが出ていました。家族を抱えて、嫌な思いをたくさんされて、それにも打ち勝って生き抜いてこられた強い方ですよね。

三島由紀夫と親交があったことも有名ですが、歌で悩んで死を考えたような時期があったそうで、そのときの逸話が紹介されていました。

「君の歌う♪愛の讃歌を聴いて、死ぬのをやめたという人が出てくれば、君の役目はもう終わったんだから、そのときは死んでもいい」というような励まし方をされたという話でした。いかにもそんなことを言いそうに思えて、愉快な話でした。

最後に「難産の後にはいいことがある」と、そんなふうに言い切っておっしゃっていました。本当に強い人ですね。慕う人が大勢いるのも当然です。

夢を追いかけて挫折しても、また立ち上がって歩き始める、そしてまた一歩夢に近づいていく、そんな1年でありますように・・・。

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