鬼怒川の決壊で行方不明者は15名と報道されていたときに、氏名が発表されなかったために警察や自衛隊の捜索が振り回されたらしい。どう考えてもおかしい。氏名が公表されれば、その人は元気にしているとか、病院に入院しているとかの情報が集まって、無駄な捜索をしないで済む。
個人情報に関しては同じような例で、人の命を守るためにも氏名を公表した方が良いと思うことがある。佐倉市の場合認知症などで行方不明になったときに、防災無線や登録した携帯電話で「見かけたら警察に通報して欲しい」との依頼がある。
その時の案内はさくらメールの場合「行方不明者の捜索依頼」というタイトルで、いつ、どこから、それに身長など身体の特徴や服装が書いてある。でもパジャマ姿だとか裸足だとかいうのだったら一見して異常を感じるだろうが、普通の服装だったら探すのは難しい。
そこで市役所の担当課に、例えばユーカリが丘2丁目の住民が行方不明になったときは、せめて2丁目の自治会には氏名を教えて欲しい。そうすればまちを守る会の人たちが周辺を探して歩けるのだからと言うのだが、個人情報があって難しいという。
それでは探しようがない。探す人たちも知った人が行方不明だといえば、真剣度が違ってくる。確かに認知症を知られるのが困るという家庭もあるのだろう。でも行方不明になっているのだから、早く探し出さなければ事故で亡くなってしまうことも考えられる。
人の命と個人情報のどちらが大事なのかの答えは、分かり切っていると思うのだが―。
個人情報に関しては同じような例で、人の命を守るためにも氏名を公表した方が良いと思うことがある。佐倉市の場合認知症などで行方不明になったときに、防災無線や登録した携帯電話で「見かけたら警察に通報して欲しい」との依頼がある。
その時の案内はさくらメールの場合「行方不明者の捜索依頼」というタイトルで、いつ、どこから、それに身長など身体の特徴や服装が書いてある。でもパジャマ姿だとか裸足だとかいうのだったら一見して異常を感じるだろうが、普通の服装だったら探すのは難しい。
そこで市役所の担当課に、例えばユーカリが丘2丁目の住民が行方不明になったときは、せめて2丁目の自治会には氏名を教えて欲しい。そうすればまちを守る会の人たちが周辺を探して歩けるのだからと言うのだが、個人情報があって難しいという。
それでは探しようがない。探す人たちも知った人が行方不明だといえば、真剣度が違ってくる。確かに認知症を知られるのが困るという家庭もあるのだろう。でも行方不明になっているのだから、早く探し出さなければ事故で亡くなってしまうことも考えられる。
人の命と個人情報のどちらが大事なのかの答えは、分かり切っていると思うのだが―。