昨年は雨のため会場を体育館に変更した移動交通安全教室でしたが、今年は曇り空ながら寒さも暑さを感じない絶好の日和に恵まれました。1年生は62名と多いのでやりがいがあります。
警察官から道路を安全に渡るための3つの注意を聞いてから、校庭に石灰で線を引いた道路を歩きました。信号機も小型ながら交差点の4か所にあり、そのうち2個には歩行者用の信号もついています。
信号のある横断歩道でもしっかりと立ち止まって右左の確認をさせます。そして子どもでは確認しているうちに車が来ることもあるので、もう一度右を見てから渡るように指導します。
信号のない横断歩道では手を上げて車が来ていないことを確認するか、車が止まってくれたら渡ること、横断歩道は走らないことも加えます。児童は緊張しているので1回目は手を上げるのを忘れるなどの失敗もありましたが、2度目はほとんどの児童がきれいに手を上げ、車を確認することもできるようになりました。
指導役の交通安全推進隊や安全協会の人たちが16名も参加したので、それぞれの交差点に立ったのですが、私は交差点を渡ってきたところに立ち。もっぱら手の上げ方が上手な児童を褒めることに徹しました。
ある統計では小学生の死亡事故は1年生から3年生で80%を占めるとありました。その中でも一人で公道を歩き始めて間もない1年生が一番多いのです。警察官が手を上げると背が小さい1年生でも大きくなることを児童に実演させて、説明していたのは分かりやすく1年生でも理解できたでしょう。
「自分の身を守るためだよ」を忘れないようにさせなければなりません。