くぬぎのたろぐ

くぬぎ太郎の日常的視点

びーばっぷぅ?

2009-10-16 09:57:54 | Weblog
相変わらず日々のささやかな楽しみとして
夜な夜なレンタルDVDを観ているわけですが
興味のある大河ドラマは一通り観てしまったので、
その後は「白い巨塔」や「人間の証明」など
ヒューマニックなドラマを観たりした後、
今は「機動戦士ガンダム」に手を出しています。

でも「機動戦士ガンダム」は今でも大変な人気のようで
店に行けば必ず借りられるわけではありません。

先日もDVDを借りに行ったら観たい巻が貸し出し中で、
代わりに何を借りようかと店を徘徊していたところ、
何気なく手にとったのは「首領への道」。
そう、全25巻の任侠映画です。

結局その日は「首領への道」の23,24、25巻を借りて…
あ、すみません。実は3,4年前に途中まで観ていたのです。

え~、誤解のないように断っておきますが、
バイオレンスが好きとか、そっちの世界に憧れているということではなく、
単純に映画作品として、テンポの良さや
独特の言い回しなどを楽しんで観ています。

この映画、5分おきに飛び交う怒声や、頻繁な乱闘騒ぎが
「水戸黄門」的なわかりやすいパターンとして繰り返され、
組織がどんどん大きくなるにつれて、延々と新しい強敵がでてくる
ドラゴンボール的な要素があって、ついつい見入ってしまうのです。

基本的には「こういう世界じゃ俺は生きていけないわ」と
思いながら映画を観ているのですが、
怒鳴り散らしている兄さん達を見ていると
不意に中学校の先生を思い出すのです。

私の出た中学校は県内有数のマンモス校で
一学年400人弱、全校で1000人を超える生徒がいました。
比例して不良の数も半端ではなく、学校は結構荒れていて、
毎週月曜日の朝礼では、ストレスで痩せこけた校長が、
「先週は万引きが何件、補導が何件…」といったような報告をしてました。

で、そんな生徒達を束ねる先生も筋者のような人が多く、
サングラスをかけて手には竹刀を持ち、良からぬことをしている生徒を見かけると
口よりも先に手を出して指導にあたるわけです。
私もちょっとしたことで、一度胸ぐらをつかまれて張り倒されましたが
もう怖いの何の。

頻繁に教師の怒声が響き渡り、
ちょっと廊下の死角に入るとカツアゲが横行し、
バイクで校庭に乗り入れてくる先輩、追い回す教師…

思い返せば意外と映画に近いものがあったのか?
いや、何の話でしたっけ?
まぁとにかく、そんな環境の中で
私は陰で目立たずに生きる術を習得したわけです。

う~ん、脱線しまくり。
はやくガンダムの続き借りられないかしら。

※この物語はフィクションではありません。