岡本 敏子さん

今日、NHKの《こだわり人物像》という番組を何気に見ていたら、芸術は爆発だ！の岡本太郎の奥さんの敏子さんの生前の語りがありました。岡本太郎の芸術は最初、人に受け入れられにくく逆風の真っ只中でも敏子さんはいつも太郎さんの一番の理解者だったそうです。

「男の人（太郎）は戦士なの。戦士が戦う姿はそれだけで美しいのよ。」
（厳密には違う言い方だったかもしれないが）

この言葉に何故か戦慄が走った。

また、太郎さんが作った造詣文字は男女が一つに解け合ってるような文字で男が上なのを見て、敏子さんが「あら、男がどうして上なの?」って聞いたら「男は女に支えてもらわないと戦えないから。」と言ったそうです。

久しぶりに胸がジ～ンとしました。自立しあって支えあえる男女。
そういう考え方やものの見方が出来てお互いに理解できたら最高のカップルに誰でもなれるような気がした。

で、敏子さんの語り口調がまた一つ一つ胸に響くものがあった。

早速、本屋さんの近くで働いているお客様に敏子さんの本があれば買ってきて～♪とおねだりした後、日経新聞を見ておこうと思い、裏を返すとまたもや文化欄に敏子さんの話が載っていた。太郎さんの太陽の棟と並ぶ作品が行方不明になっていて、メキシコで発見され、分解、日本への配送、修復の話が載っていた。
今日は岡本太郎の何かの記念日なのかな?

恥ずかしい話、岡本太郎は子供の時によくテレビで見たが、変わったおじさんというイメージしか無かった。

世間の目から見たら遅すぎるかもしれないけれど、岡本太郎＆敏子夫妻のファンになりました。

久しぶりに心の中がジワ～と熱くなってます。

７月に修復された巨大絵画が東京で見られるそうなので、絶対に行こう！！

や～、感銘を受けるって良いわ～。