めぐみのひとりごと

これからどうしよう~。。。

という日記です♪

為になる汚点

2005-03-25 04:59:01 | Weblog
こんな話をして良いのかどうかわからないけど、勤労学生時代、お金持ちの娘とか息子にすっごい憧れを抱いてた時期があった。だけど、だから素晴らしい人とは限らないと悟った時期でもあった。

友達の友達で浪人してた”ソウイチロウ”という男の子がいた。お父さんの限定モデルのBMを乗り回し、とってもカッコ良く見えた。車の事はわからないけど、周りが誉めそやすので、何だかすごい人なんだなぁって感じてた。ところが、ある日、彼が夜のドライブに連れて行ってやろう、と言い出して、友達四人で伊丹空港に飛行機を見に行く途中、なんとソウイチロウは釘を踏んでしまった。そうしたら、ギャーギャーわめきだして、その言い草が「お前らがこんなとこ行きたがるからやー!!お父さんになんて言えばいいねん!!」何とも言えない重苦しい空気が立ち込め誰一人言葉が口から出なかった。が、《そんなん知った事か。自分で言い出して、アホちゃうか。釘を踏んだ位でギャーギャーうるさい男子やなぁ。》と思ってしまった。カッコ良いどころか、最低。

そして、また別の教師。《ケイイチロウ》というお金持ちの息子。父親が材木屋の社長か何かで、羽振りは良さそうに見えた。確か大阪学院の大学生だったと思う。これもまた友達の友達。皆でどっかに行った時に、ちょっと、貸してって1万、2万とお金を貸してしまった。お金持ちだからすぐに返してくれると思いきや、あれよあれよという間に10万近く。不安になり始めた頃に、更に貸してくれ、すぐ返すからと言われると、貸した弱みで貸さないと返して貰えないと思ってまた貸すの繰り返しで最終的に20万を超えた。当時の私には相当に大金で、本気で返して貰おうと思ったら連絡が取れなくなった。。。

悔しくて悔しくて人間不信になりそうになったけど、お金持ちだから約束を守るとは限らないという事を悟った。そして、その後、店のボーイさんやら、チーフやら、同僚やらに何度と無くお金を貸してって言われる度に、「貸せないけど上げるよ。ただし、3万円。」って言うようになった。3万円だったら結婚式に招待されたとか思えば腹が立たないし。でもね、そういうと、100パーセント怒って離れていった。クラブに勤めてた時なんか、それでボーイに苛められた事もあったんだよ。全然、気にしなかったけど。友達でもなんでも無いし。

悔しくて悲しい思いをしたけれど、若いうちに人を見る目が養えたと思うよ。お金持ちが悪いって言ってるんじゃなくて、色んな人がいるって事を。だから、良い車に乗ってるとか、良い服を着てるとか、全然そんな事は気にならない。素敵な人がそうだったら初めて、わぁ!素敵!って思う位。そう考えるとソウイチロウもケイイチロウも今の私から見ると会うべくして会った人なんだよね。他にもまだあるけど、長くなるからまたの機会に。もっと大人になってから会っていたら、被害もショックも相当大きかっただろうと思われるもん。

汚点というのは、それは自分の世間知らずという意味で汚点だった。けど、今は笑えるから、まっ、良いか!!それにしてもドラ息子には○○郎って名前が多いような気がする。これってかなり危険な発言かな。独り言だから気にしないでねー!!