麻布六本木学研究会

アカデミーヒルズで発足したメンバーズ・コミュニティ、麻布六本木学研究会の専用ブログです。

10月1日に中野銀治さん(飯倉の畳屋さん)トーク

2007-09-25 21:30:26 | Weblog

【第3回会合】
10月1日(月)19時30分~21時
場所:
コラボレーションルーム1

畳屋さんは、
中野銀治さんとおっしゃる昭和11年生まれの方です。
飯倉在住。
中野さんの処は江戸末期慶応より
芝大門近くで畳屋を始め現在に至っています。
六本木周辺の時代の変遷を
同年代の木内さんとの対談でご紹介する予定です。

写真の雁木坂は、(飯倉付近)
霊友会本部の脇から急勾配で上がった坂です。
雁木という名前の珍しさと
坂の周辺の美しさを写真で知って
いつか行ってみたいと思っていましたが
たまたま今日、その機会を得ました!


第1回麻布六本木学研究会を終えて

2007-09-24 22:27:29 | Weblog

昨日20日、アカデミーヒルズ内で発足した
コミュニティの初会合がありました。
それ以前に研究会に興味をお持ちになった方々から
メールを頂戴しておりましたので、
当日までに参加者の人数はほぼ把握していたつもりでしたが
直前になってご希望の方があり、
出がけで、郷土史家のK先生と打ち合わせるつもりが遅れて
K先生にご迷惑をおかけしてしまいました。

ですがすでに大づかみの打ち合わせはしていましたので、
コラボレーションルーム3に入ってからは、
会合の時間までにセッティングに集中できました。
で、メンバーの方がいらっしゃり始めたのですが、
初対面なのでお名前をお聞きしながら
下さったメールの内容を思い出して、
確認させて頂きました。
面識のない人との遣り取りってほぼ初体験でしたので
結構ドキドキでしたが、
メールというワンクッションあったせいか、
随分とハードルが低めに感じてホッとしました。

で、会合ですが、
言い出しっぺの私が会の主旨と、
私が何故この会を作るに至ったかの簡単な説明をしました。
次に集まられた方の自己紹介に移りましたが、
ココが一番私としては工夫したつもりです。
まず、メールを頂いたのが古い順にご紹介しました。
ついでにその方とのメールの遣り取りで
こんなことがあったというエピソードを披露しました。
或る方は、ボランティアで地元の地域誌の編集をしており、
たまたまその地域誌を私が持っていましたので
そのことをお知らせしました。
また別の方は六本木に70年以上お住いのことを知っておりましたので、
まずご紹介しました。
また、或る方は、学生時代のご専門が日本史、
それも江戸時代の教育史ということを知っていましたので、
そのことをご紹介しました。
そういう風にしていくと皆さん随分とお話しやすくなったようで
フランクに自己紹介していただけました。

中には直前にご連絡頂いたために
その方についてこちらから把握していることがなかった方も
いらっしゃいましたが、
その方々は後に回ったお陰で、
どういう風に自己紹介すればいいのか、
ご自身でまとめる時間の余裕があって、
自己紹介頂けました。
ですので、自己紹介の中で、「こんな事に興味がある」ということも
同時に分かりました。
例えば或る方は、子どもの頃に見知った六本木地区の旧町名や旧河川を
今の地図に付き合わせて知りたいとおっしゃいました。

垣根が低くなった上に、
最後に自己紹介なさったK先生が
慣れた口調でうんちく話をなさったので、
すごく盛り上がってしまい、
江戸初期、江戸後期の白地図に
色鉛筆で書き込みを入れる作業をしていたのですが、
あっち・こっちに話が脱線してしまい、
昭和期まで地図で探るつもりが途中で終わってしまいました。
続きは次回と言うことになりました。

ミーティングの終わり頃、
外資系航空会社にお勤めのアウトドア派の男性が
「なぜここに参加したかったのか、
実はメールを送ったときも
ここに来た当初も分かりませんでした。
ですが、いろいろ皆さんのお話を聴いたり
地図を見ているうちに思い出したんです!
小学生の時に歴史クラブに入っていて、町歩きしたんですよ!
すっかり忘れてました。
あの頃はどこか、やらさせられているという意識があった気がします。
今は、やりたくってやってるから楽しいのですね」と、
おっしゃったのが印象的でした!

塗り絵(正確には塗り地図ですが)は、
人を童心に帰らす効果があるのだと、改めて感じました。

充実した初回ミーティングでした。
で、早速2回目が決まりました。
9月3日です。

10名足らずの小さな集まりですが、
和気藹々と良い時間をすごせました。
次回が楽しみです♪
(「れきしどころ真理庵」から)


麻布六本木学研究会について

2007-09-24 02:12:39 | Weblog
実はアカデミーヒルズのギャザリングパーティにて、
メンバーズ・コミュニティを立ち上げることに致しました。

私の提案したコミュニティが「麻布六本木学研究会」です。
残念ながらアカデミーヒルズのメンバーでないと参加できません。
果たして何人ご参加いただけるか全く未知数ですが、
お一人でも参加者があれば、
会として繋げていけると思っています。

で、どういう思いで作ろうと思ったのか等
お話しさせて頂きます。
六本木ヒルズに通っているというご縁ばかりでなく
六本木の職場に勤めています。
二つの点でこの街にお世話になっているわけで、
もともと郷土史好きにとっては、
六本木は格好の歴史ハンティングの場です!
また、「街おこし」に関して以前ある区に論文を出し
入選したことがあり、
単なる地域史のサークルではなく、
過去・現在を知ることで、
未来の六本木を提案できればと思っています。
まあ、平たく言ってしまえば、
お世話になった街に多少なりとも恩返ししたいということが発端です。

地域学と言う学問が果たしてあるのかは分かりませんが、
その街を知るには、学際的に歴史・地理・文化・産業・経済等
いろいろな側面からみていく必要があるように感じています。
また、社会学には「未来学」といった学問もあるそうです。
単に後ろ向きの視点ではなく、前(未来)を見つめるためにも
足元をもう一度確認したいなと思います。

…と、ちょっと理屈っぽく書いてみましたが、
基本はフィールドワーク。
まずは町歩きしながら、身近な歴史や小説の舞台、
坂の名前や旧町名等
六本木についてうんちくを語れるよう、
街探検をしたいと思っています。

思わぬ発見があること間違いなしです!

なお、何故サークル名が「六本木」ではなく
「麻布六本木」かと言いますと、
かつてここは麻布六本木(麻布区六本木)と呼ばれていたためで、
できれば六本木地域に隣接する
麻布についても併せて考えたいと思ったからです。

どうぞ、よろしくお願いいたします!