今日は葬儀に参列してきました。
愛家教会の開拓期からの中心的なメンバーで、
ご本人も奥さんも愛家教会にはなくてはならない存在でした。
口数は少ないけれど、
いつも穏やかで笑顔の方でした。
享年77歳、癌が原因でした。
今回、葬儀に参列して、
この方のたどってきた道を知ることができました。
実はこの方お医者さんでした。
医大を卒業後、大きな病院でしばらく勤めた後、
ご自分で開業されました。
とても順調で地域で信頼される病院でした。
ところが、1999年台中大地震が起こり、
台中周辺は大きな被害を受けました。
そのときこのお医者さんは、
特に被害がひどかった地域で開業することを決意。
家族で引越し、
そこで家庭医として開業し、
10年間その地域での医療活動に携わったのです。
この地域は、貧しい人も多く、
特に地震で家を失った方も少なかったようです。
ときには医療費も払えない人も診察を求めてやって来ました。
そんな人には無料で診療したということです。
奥さんも自ら、車で病人の送迎をしたりと、
本当にこの地域の人に尽くしました。
葬儀にもその村の村長さんが来られて、
感謝のことばを述べておられました。
医者として、
キリスト者として、
すばらしい人生を送られたのだなと
改めて思わされたことでした。
主にある慰めに満ちた葬儀でした。