去年の暮れの話です。
師母(Shi-mu)と私とで、
立新中学校に行ってきました。
得勝者課程のためです。
その時にちょっとしたハプニングがありました。
他のクラスの男の子が、
私たちが担当するクラスの前の廊下で、
なんと吐いたのです。
しかも大量に。
すごい悪臭をはなつものを!
そのにおいは風に乗って、
教室に入ってきます。
思わず廊下と教室を仕切っている窓を閉めた私。
そして、当然本人が戻ってきて処理するものだと思い、
私たちは授業を始めようとしていました。
ところがです!
なんとうちのクラスの子どもたちの何人かが、
バケツとモップを出してきて、
掃除し始めたのです。
まずは一人の女の子が始めて、
最後は5,6人の生徒たちが掃除していました。
男女半々ぐらいです。
別にそこの掃除担当でもないようです。
固形物はティッシュを使ってふき取ります。
もちろん素手です。
吐いた本人も途中から来て、
一緒に処理はしていたけど、
気がつくと、途中でいなくなっていました。
そして、全部きれいに掃除し終わって、
汚いごみは、ごみ集積場所に持って行って、
自分たちの手もきれいに洗って、
本当に完璧に処理してし戻ってきました。
なんだか、感心を通り越して感動しました。
こんなことができる中学生がいるんだと驚きました。
日本の中学生はこんなことできるだろうか?
大人だってなかなかできないだろう。
見て見ぬふりをして顔をしかめて通り過ぎて行くのが、
よく見る光景のような気がする。
そして台湾と日本と違うところは、
やる子は当たり前にやって、
それを人に期待したり、
あの子はやらないとさばいたり、
そういう雰囲気が全然ないこと。
やる子は自主的にやる。
やりたくない子はやらない。
お互い自分の思いの命じるままに行動し、
人にそれを押し付けないということ。
もちろん、やれる子に対する尊敬はあるでしょうけど。
すごいな~!
こんな子どもたちに出会わせてくださった神様に感謝です。
感謝主!!