映画 『ブラインドネス』

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『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレスが、ノーベル文学賞受賞作家ジョゼ・サラマーゴの小説を映画化した心理パニック・サスペンス。
視界が真っ白になる伝染病がまん延する状況下で、人間の本性や社会の恐怖をあぶり出していく。

街の交差点に止まった車の中で、何の前ぶれもなく突然目が見えなくなった男（伊勢谷友介）がパニックに陥る。
その後、男は検査を受けるが原因は一向にわからない。
しかも彼に接触した者も次々と視界が白くなり、目が見えなくなっていった。
そんな中、療養所と呼ばれる隔離病棟が設けられ、発症者は強制的に収容されるが……。



なにげにこの秋イチバン観てみたかった作品かもしれません。初日に鑑賞してきましたー♪
（映画館、めちゃめちゃガラガラー！）



まーまーまー！
おもしろかったのかそうでなかったのか、なんともビミョーな雰囲気の作品でした。
期待値がたかかったのもあるんだろうけど、決してそれを越えることは出来ず、でも映画には見入ってしまったし、2時間という上映時間があっという間なのでした。
白っぽくモヤのかかったような映像が好き。




全人類失明。。。って状態はまるでゾンビみたいでしたー。なんだかものすごく怖い世界。
感染病ってことで失明した人たちが送り込まれるのは収容所。
この場所での人間の極限状態って。。。ひどい。すべての人間の「欲」が沸きだしているようで、実際こんな世界になってしまったらああなってしまうのかもだけど、、、途中女性なら見たくない・許せないシーンもあり。。
視力ってどれだけ大切なのか。目が見えることってどれだけ幸せなのか、改めて感じてしまいましたー。
（どーでもいいけど、最近レーシックを受けた私としては視力がいいってどれだけステキなことか、ってのを日々実感しています♪♪笑）


ジュリアン・ムーアはいつもビミョーな作品に登場している印象です。
でも今回の熱演はさすが！
ありえないくらい精神的に強い女性だったんだけど、ぴったりでした。
ひとりだけ目が見えるんだからもうちょっと活躍できんだろーとも思ってしまったケド。


そしてこの作品には日本人も登場ー！でもこれ、、、わざわざ日本人にしなくても良かったんじゃないのかな。意味あるのか？
ちなみにワタシは「全世界失明」っていう宣伝からかってに「バベル」のようにさまざまな国での出来事になっていると思っていたんです。でも違った。。。だからこの2人があえて日本人という状況がイマイチ納得いかないー。感染源だしさ。


ラストは賛否両論あるかもしれないけど、わたし的にはアリでした。
希望が見える中にも暗いものが、、、それまでの流れてきに「希望」だけだとなんだよー！ってなっちゃいそうですもんね☆わは。

　
　　　★★★☆☆


これから年末にかけては観たい作品がいっぱい公開されますねー♪楽しみです。