【東宮ご一家News2018_0807-08】皇太子さま、能登へ

▼皇太子さまは8月7日午前9時台に能登空港に到着された。空港には一目見ようと約200人が集まり、小旗を振って歓迎。輪島市職員は熱中症対策で塩あめを配ったという。

（画像出所：石川テレビ）
　皇太子さまはボーイスカウトの祭典「第17回日本スカウトジャンボリー」（珠洲市で開催）と地方視察のため、8月7日午前、能登空港に到着。空港から珠洲へ向かう道路沿いには大勢の奉迎者が日の丸の小旗を振って歓迎し、皇太子さまはにこやかな表情で応えられた。皇太子さまの石川県訪問は去年の「みどりの愛護のつどい」に続き2年連続で、12回目となる。県警によると、滞在された7、8日の２日間で計1万465人が、訪問先や沿道で皇太子さまを歓迎したということです。

▼皇太子さまは8月7日夜、石川県珠洲市で開催中の「第17回日本スカウトジャンボリー」大集会で、お言葉を述べられた。

（画像出所：北國新聞）

▼「日本スカウトジャンボリー」大集会で出席者に歓迎を受け、手を振られる皇太子さま。

（画像出所：gettyimages）

皇太子さまは7日、石川県珠洲市で開催中の「第17回日本スカウトジャンボリー」大集会に出席し、「能登の豊かな自然と文化に触れて、貴重な思い出を作ってください」とお言葉を述べられた。日本スカウトジャンボリーは国内外のボーイスカウトが共にキャンプ生活を送る教育イベントで、4年に1回開催。今回は約1万3000人が参加し、加賀とびはしご登り保存会（金沢市）の演技はじめ、各地のスカウトが踊りや祭礼を披露した。皇太子さまが退出される際、スカウトたちは来年5月の新天皇即位を祝い、「いやさか」を三唱したということです。

▼皇太子さまは8月8日午前に奥能登・珠洲市の塩田を訪問。角花（かくはな）豊さんが打桶（おちょけ）を振るう様子を見学された。

（画像出所：北国新聞）

　皇太子さまは学習院高等科に通う高校生だった1975（昭和50）年にも同家の製塩法を見学しておられ、43年ぶりの再訪となる。当時は豊さんの父で４代目の菊太郎さんが案内し、豊さんは塩田で作業に取り組んでいたという。今回は、豊さんの長男で６代目の洋さん（43歳）が案内役を務めた。皇太子さまは豊さんに「前に来た時も元気にまいておられましたね」「暑い中でもお体を壊さないように」と声をかけられたということです。

▼輪島市の「白米（しろよね）千枚田」を訪れ、輪島市長から説明を受けられる皇太子さま。

（画像出所：北陸・信越観光ナビ）

　千枚田では景勝保存会の会長、白米千枚田愛耕会代表に「きれいに米作りをされていますね」などと声をかけられたということです。随行した谷本正憲知事によると、皇太子さまは千枚田にどのように水が引かれているかに関心をもっておられたとのことで、長く水の研究に取り組んでおられる皇太子さまらしいエピソードですね。