秋が深まり、暦ではもう冬なのだが、朝晩の冷え込みが一層厳しくなってきた。
厨房も、来月の年末商戦への準備が慌ただしい。おいらは初めて迎える厨房の年末だから、あまりピンと来ないけど、忙しいというのは理解できた。
スチコンは「鰆の西京焼き」・「サバの塩焼き」・「ハンバーグステーキ」・「鶏もも肉の照り焼き」の４品の販売を続けている。「温野菜」の試作には成功しているが、とりあえず売れ筋を調査する為に４品を曜日や天候などを考慮して品数を増減してる状態だ。そんな中で「鰆の西京焼き」の販売が伸びないのと、「鶏もも肉の照り焼き」に人気が集まっている。西京焼きの不振は地域性に起因するのは確実だろう、なにせ海が近く新鮮な地域において、京都の西京味噌を使いわざわざ保存が効くものを作る理由が無かったからだろう。照り焼きは値段が張るが売れていく、これは料理に手間暇がかかるから敬遠されやすいのと、肉で言えば牛や豚より脂があっさり目なのが受けているのだろう。サバにハンバーグは無難な売れ行きで、これは問題なし。新たな商品も良いが、先ず「こんな商品もありますよ～♪」と、周知してもらう事だろうな。ダメなら「鮭の塩焼き」の王道を出す、これは売れるのは分かっているのだが、あえて「鰆の西京焼き」の見極めの為に隠してあるのだ。ウッシッシ！
このスチコンを午前から稼働させれば、売り上げも増えるだろうな。でも人手が無いのと、扱える人も居ない。これで弁当の具材を作ればもっと商品数も増えるだろうにな。