昨日、商品を補充していると、本部から理事の方が店内を視察に来られていた。そこでおいらに「自社ブランドであるこの食用油があまりにも売れないのです、大手メーカーの同様の品にも引けを取らない、まして健康に配慮した良い油なのですがね。」と問いかけられた。
おいらは分かっていたので「それは単に、宣伝を怠っているからですよ!」と即答しておいた。
そりゃそうだ、油だけじゃなく他の品も、大売り出しのチラシにも、他社ブランドばかり扱って、自社の品は扱ったことがない。大手ブランドは宣伝費にお金をかけているから、お客さんも知っている。また、大量受注すれば単価もやすくなり、儲け額も採算がとれるだろう。それでは太刀打ちできないから理事さんの言う結果となる。
おいらみたいな素人でも、日配をやっていると分かってくる。おいらが店長だったら、その油の「健康志向、安全性、品質の良さ」をチラシの半分か、裏面一面を使って宣伝し、少々値段が高くても「品質と健康志向」を店の旗にし、消費者の方々に訴えていく手法をとるのだが。
そして大売り出しにその商品も積み上げて、いっそう目立たせて販売する。そうすれば、まずお金持ちのお年寄りから購入が増え、やがて家計を預かる主婦の方々にも理解が得られると思うのだが。
それは、あくまでおいらの素人考えである。
朝から店長気分になってしまった。