・久しぶりのフィールドである.2004年に植栽したアカエゾマツ1200本の根元径と高さを測定する.本日のスタッフは,3名×2チームである.1ブロック100本,12ブロックで構成されているのだが,各個体にプラスチックのラベルが付けられており,単木混交のデザインである.昨年,ラベルのチェックをしておいただけのことはあり,今回,ラベルが紛失していた個体は非常に少なかった.

・寒風吹きすさぶ中,天気も何とか持ちこたえる.わいわい,がやがやとやっているうち,2日はかかると思われた調査が2時ごろには完了してしまった.さすが,当方のスタッフはパワフルである.個体位置図とラベルがしっかりしていたこと,ブロックの形も4列×25行と分かりやすかったことも幸いしたのだろう.ほとんどのブロックでは8割以上が活着していたが,ほとんど湿地状態になっていた一部のブロックでは枯死率が高いようだ.
・この試験地では,2箇所の採種地由来の次代苗が植栽されているのだが,1つは湿地帯,1つは高山帯と,環境が顕著であるところに特徴がある.異なる環境由来の次代を同じ場所に植栽して生育比較をする“産地試験”は,針葉樹ではおなじみの手法だが,自然選択に対する適応反応を環境変異と遺伝変異に分割できるという点では相変わらずパワフルな手法だ.どちらの産地が“有利”なのかはデータを整理してみないと分からないが,そのような観点に立つと,地味な毎木調査が急に面白く思えるから不思議なものである.

・寒風吹きすさぶ中,天気も何とか持ちこたえる.わいわい,がやがやとやっているうち,2日はかかると思われた調査が2時ごろには完了してしまった.さすが,当方のスタッフはパワフルである.個体位置図とラベルがしっかりしていたこと,ブロックの形も4列×25行と分かりやすかったことも幸いしたのだろう.ほとんどのブロックでは8割以上が活着していたが,ほとんど湿地状態になっていた一部のブロックでは枯死率が高いようだ.
・この試験地では,2箇所の採種地由来の次代苗が植栽されているのだが,1つは湿地帯,1つは高山帯と,環境が顕著であるところに特徴がある.異なる環境由来の次代を同じ場所に植栽して生育比較をする“産地試験”は,針葉樹ではおなじみの手法だが,自然選択に対する適応反応を環境変異と遺伝変異に分割できるという点では相変わらずパワフルな手法だ.どちらの産地が“有利”なのかはデータを整理してみないと分からないが,そのような観点に立つと,地味な毎木調査が急に面白く思えるから不思議なものである.