五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2014・6・8

2014-06-09 00:16:39 | 日記
朝起きて母と電話している内に、どんな話の弾みでなったのか忘れたけど、「青天の霹靂」(脚本・橋部敦子+劇団ひとり)と云う映画を見に行こうと云うことになり、2時過ぎ品川プリンスで待ち合わせる。特別ファンじゃないけど、大泉洋の出演する映画は時々当たり(例えば『グーモーエビアン』)があるし、劇団ひとりの初監督作品と云うことにも興味があった。そして何より出向く動機になったのは柴咲コウの眼を見たかったからだ。と云うのは、何度目かの再放送になる「ガリレオ」を見ている内、彼女の眼の魅力の虜になってしまったのだ。俳優は眼で演技するものだろうけと、彼女位あの大きな瞳が生きている俳優はいないと思う。そして三人への期待は正しかった。柴咲コウの瞳は生きていたし、どうしよもない男を演じる大泉洋も持ち味を十分出していた。でも、一番びっくりしたのは劇団ひとりの監督としての才能だ。一言でいうと節度がある。奇をてらわない。溜めがある……私が知っている監督でいうと廣木龍一みたいなテイストを持っていた。映画を見た後で母と地下の寿司屋に入って映画談義をする。ネタバレになるので内容は書けないけど、母と息子が並んで見る映画としては最高だった。今日は店を休むことにしたので母をタクシーに乗せてから思いきって何処かで髪をきる決心をする。だが、折角決心したのに、こう云う時に限って入った二軒の店とも一時間から一時間半待ちだといわれる。別に急ぐ訳ではないけど、何となく気持ちが萎えて、そのまま帰宅してしまう。ひと眠りした後、連続ドラマ「×××××××××」を見ながらカレーを作る。ナレーションが一杯だし、台詞で過剰なまでにストーリーを説明してくれるので、タマネギを炒めるには最適なドラマ。その後で「トクソウ」(脚本・鈴木智)の最終回を見る。三浦友和がいい。この俳優は嫌な役柄をやらせればやらせる程魅力をもつ。だからと言って「▲▲▲▲▲」の金髪は如何なものか?いや、あれはバラエティか?