摂心に参加して、いつも思うことがある。
それは食事がとても美味しいということである。
座禅に疲れていてホッとするからそう感じるのではない。本当に美味しいのである。これは私だけが感じるのではなく、おそらく全員が感じることであろう。
食事を作ってくれる人を典座(てんぞ)というが、道元禅師の中国における経験から典座は重要な役職とされている。
今回の摂心では前回と同様にY僧侶が典座を務めてくれた。
穏やかな人である。私よりずいぶん年下と思うが、このような人になりたいと思わせるような人である。
今回の摂心のために会場のお寺に着いたとき、最初に出てきてくれた。
摂心の食事は朝食(粥座)は、お粥に梅干しや胡麻塩に漬物のみである。
昼食(斉座)のおかずはメイン1品ともう1品が付く。
夕食(薬石)は原則1品である。斉座、薬石ともご飯にみそ汁、漬物が付く。
ご飯、みそ汁、漬物はお替りができる。
若かった頃は良くお替りをしたものだが、今は全くしない。
(ネットより拝借)
化学調味料は一切使用しない。昆布などで出汁をとるらしく、レシピなど無いとYさんは言っていた。
本当に美味しいのである。最終日の夜にホテルで出されたどの料理よりも美味しかった。皆さん、「摂心の料理の方が美味しいね」と小声で言っていた。
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