フロア長研修（その３）

３日目。
今日は朝からずっと雨。
今日は入浴担当。
１つ感激したことがありました。

身体の右側が麻痺のお爺さん。
『俺は死ぬまでここに居るんだ。死ななきゃここから出られないんだよ。』
なんて、冷静に言う反面・・・
早朝から廊下を歩き歩行練習をしている。
部屋を覗けば脂汗をかきながらスクワットをやっている。
食事もなれない左手を器用に使い、実に丁寧に箸を使う。

このお爺さんの入浴介助をさせて頂きました。
右手は硬縮がキツい為、完全に左手一本で衣服を脱ぎ、身体を洗う。
どうしても洗えないところだけ『お願いします。』と仰られる。
お爺さんの身体を洗っている時にはっとした。
もの凄い筋肉だ。脂肪など殆どなく締まっている。
お爺さんは不自由な身体で一所懸命生きていた。
本当に感激した。
また、何でもやって差し上げるのが介護ではなく、御本人が必要をしていることをさり気なくお手伝いするのが介護だと再認識出来た。

慣れない環境で３時間も入浴介助をしたので疲れたが、あっという間に一日が終わった。
帰宅した頃にはお子様たちはもう寝ていた。残念。

フロア長研修（その２）

まだ２日目・・・
昨日も凄く気になっていたのだが、最寄の駅（ホームはここからバスで２０～３０分）のコンビニ。
入った途端に鼻を突く刺激臭！
このａｍｐｍは何と店全体がタバコ臭い！
そして店内にはゴミやらモップやらが放り投げてある！
ありえない！！



そしてバスの外には田園風景が続く・・・
職員のおばちゃんが言っていたが、この地域は車がないと不便で生活出来ないらしい。
子供や旦那を駅まで送り迎えするのが主婦の仕事だとも言っていた。

おばちゃんは『便利なところに住んでいる人には良い経験よ・爆笑！』と言っていた。
その通り。『１週間限定』と言うことで楽しんで行こうと思います。

フロア長研修（その１）

本日より社内のフロア長研修がスタートしました。
ボクの派遣先は・・・
見知らぬ地で電車＆バスと乗り継いで２時間超・・・乗ったバスは・・・

茨急バス・・・

イバキュウ？

イバラキ・・・？

・・・！

ホームに着いた途端、聞いてしまいました。

『ここは何県ですか？』

・・・一応、埼玉県でした。

仕事の流れはどこも同じですが、知らない職員と仕事をし、知らない入居者と生活の一端を共にするということは全く“初めて”に当たることなので緊張感はいつもの１００倍。

初心に帰るにはもってこいの環境です。

しかし、ヘルパー研修やお手伝いと違って“フロア長”として行っているので、周りの目は違います。

ヘルパー研修なんかで行くと、パートのおばさんに『ちょっと！そこのあなた！』なんてアゴで使われる訳です。

しかし、廊下を鬼のような形相で這っている老女を発見。
『この方と夜勤を共にするのか・・・』と思うと憂鬱になってしまいました。

どこのホームにも大変な方はいるんですねぇ。