キセルⅩ(kiss sell x)の活動

様々なカルチャーを通して生きていく活動日記

deep

2012-01-21 15:22:32 | Weblog
昨日のこと

いつもの場所に呑みに行くと、久しぶりに会うおじさんがいた。

このおじさんとは、昔から、近所の酒場でちょいちょい会うといった感じだが

昨日話をしてみると、「末期癌」だという。

そこで、ぼくは
「嘘つけ!」

と言ってみたが、国立がんセンターの診察券をみせてきて
「どうだ」
とばかりに、言い切った。

変わったおじさんだ。

正直、何を話していーのか、戸惑った

「ご愁傷様です」

否。

「元気そうじゃないですか」

うーん

映画「50/50」の話を思い出した。
または、池田貴族とみうらじゅんの関係を思い出した。

よって、いつもどおり適当にからかうことにした。

すると、豪快に笑ってくれた。
うれしかった。

今一番したいことは何か?聞いてみた。

「仕事」だという。思わず「社畜か」とつっこみたくなった。

新しい会社を3年後に立ち上げる夢を語りだした。
(この話は半分以上何を言ってるか解らなかったので、聞いてなかった)

もちろん
「3年後生きてるんですか(笑」
とつっこませていただいた。

すると、「死んでるな。わっはっは」
だってさ。

そんなおじさんが、「スナックに歌いに行こう」と言い出したので、一旦は断ったが
入院前に最後の呑みだというので、連れて行っていただくことにした。

そのスナックがまた、江東区っぽさ全開のdeepなところで
狭いお店の中に、平均年齢65くらいの生きのいいオトナがぎゅうぎゅうに詰まっていた。

これは、ナイトスナッカーズにあこがれのボクにはいい経験だった。

にしても、昨日はdeepな一日だったな。