フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

オメガ・デビル(クォーツ)

2015-10-20 20:20:59 | 腕時計

腕時計オメガ・デビル(クォーツ)の修理

電池を交換しても動かないオメガ・デビルを手に入れました。

 金メッキフレームの二針で、なかなか上品です。文字盤には目立った腐食はありませんでしたが、ゴミが混入していたのでブロアーで吹き飛ばしました。フレームには、結構傷があります。

 ムーブメントは裏蓋に収まっています。竜頭はなくて、時間合わせは、プッシュ式のボタンでムーブメントの針を進めます。

 フレームにあるボタンが、ムーブメントとの間にある小さな軸を押して、本体の駆動モーターのスイッチをONにして針を進めます。

 

 クォーツムーブメントの回路を、外しました。電池の液漏れなどで、プリント配線の回路が腐食しているのではと思いましたが、回路ボードはきれいです。どこにも不良な接触は、ありません。

 銀色の筒状の管が、水晶発振子です。

 構造は、手巻きに比べて歯車も少なくシンブルです。上のエナメルコイルは、モーターを回す電磁石です。

 !!! 中心の時針、分針に直結している歯車に、細いコイル?と繋がっている赤い石が絡まっているようです。これはいったい何処の部品なのか???

 

  石が埋め込まれている輪列の受け板を外さないとなりません。こんな状況は、初めてです。ちょっとショックで(まあ、それほどではないのですが)今日は、ここまでとします。

 オメガは、さすがにしっかりした材質で部品の加工もとても精密です。このように非常に高度な技術で作られた物を自分の目で確認できることは、大きな喜びです。さて、うまく復活できるのでしょうか・・・

 

注意)私の場合、時計の修理はあくまで個人の趣味でやっていることです。この程度のレポートで自分もと思う方はいらっしゃらないとは思いますが、本気で動かない時計を修理して使いたいと思っておられる方は、ぜったいに真似などなさらぬようお願いいたします。大切な時計が故障したら、ちゃんと信頼のできる時計屋さんに修理を依頼してください。

 

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