このはな日記

マスキングテープ専門店このはな店長日記。
使い方や情報などあれこれお知らせいたします。

生協という安心の崩壊

2008年10月28日 09時35分21秒 | Weblog
生協の商品、
ギョーザに続き、ウインナーにも有害物質が傑出されています。


読売新聞↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081027-00000027-yom-soci

市民の安全への砦であるはずの生協(コープ)が
信頼を失いつつあります。

【こうなった原因】
二十数年前、私は子どもの食の安心のために生協に入りました。
その頃の生協は店舗もなく、「共同購入」と言って
近所の人5人くらい(?)で集まり申込み書にほしいものを記入、
当番さんがみんなの注文を合わせて、一括で申し込み、
それを提出する。
そうすると1週間後に届く⇒個毎に仕分け。
そういう仕組みでした。

それから、生協の店舗が出来たり、
個人での宅配のシステムが出来たりしていきました。

昔の共同購入で、ウインナーもありましたが、
それは冷凍にものだけでした。

店舗を構えると
維持のために毎年あるところまでの収入を確保していく必要が生まれます。
つまり「売らなければならない」というノルマが生まれ、
お客様に媚びる姿勢が生まれてきます。

それがどんどんとエスカレートしていくと
既存の企業に委託して製造してもらうようになり、
本来生協に置くべきではない商品まで並びます。(コーラ、ポテチみたいなもの・・・)

今回の事件は、起こるべくしておこったものといえるかもしれません。

【どうしたらいいのか(今後の生協)】
生協を原点にもどす事です。
昔の共同購入だけにする。
そうすると商品の在庫を抱えなくても良い。
店舗にかかる莫大な維持費やリスクの回避が出来ます。

【私たちはどうすればいいか】
加工品の利用を減らしていく。(日本製と表示してあっても原材料はほとんど輸入品)
アニューとか自然食品のお店もありますが、いいものはそれなりに高い。
現時点で一番いいのは、こだわりの生産者と直接つながることで安全で価格も押さえられると思います。
また、家庭菜園など小さな自給率を上げること。

【生協の原点は・・・】
生協の生みの親は「香川豊彦さん」という人です。
この方は、ゴミの不法投棄事件でご存知の豊島に住んでいました。
当時貧しい農民達の暮らしを少しでも、豊かに、安心できるように
いろいろなことをされました。
豊島では立体農業という方法を確立し
島で孤児や生涯のある人までも受け入れる体制を作っていきました。
また、生協や労組の仕組みの基礎も作りました。

弱い立場の人をみんなで守る社会。
みんなでシアワセに安心できる社会を目指す精神です。

この精神は島に受け継がれて
阪神淡路大震災の時には、被災地の障害のある方や乳児の受け入れを
いち早く申し出ています。
また、老人がほとんどの1500人の豊島が香川県という「県」を相手取った調停で「合意和解」を得たのには、やはり
香川豊彦さんの精神が引き継がれていたからです。

今こそ、生協はこの原点に帰るときだと思います。

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