2016年7月号
表紙は、梅雨時のミカちゃん!
さくらを抱え、タローを横に、傘をさす姿が、梅雨の訪れを感じさせます。
他、コミックス発売作品や、最終回を迎える『ナノレンジャー』なども!
また、今月号では、第4回新人4コマ杯の年間大賞が発表となっています。
納得のグランプリでしたね~。 他、準グランプリ作品は今後掲載予定とのこと。
さらに、最終選考作にも注目の作品が色々です。
今月の「誰に言っているので賞」は、『わくわくワーキング』より、ともみさん!
今回、二股三股の話から、複数の人と恋愛することについて、みおさん悩んでます。
そこで、中野くんの語っていた「何人も恋人がいる奴」の話は、納得でしたね~。
恋人の数を自分のステータスのように考える人間というのは、説得力ありましたよ。
そして、みおさんは高沢くんのことを気にしますが、まあ彼は「博愛主義者」ですし(^^;
この場合、複数人を愛するといっても、愛の中身が異なりますからね。
それでも、みおさんは自分がどれくらいの位置にいるのかなんて気にしていて、可愛らし。
そんなお話でしたけど、ともみさんが語っていた「誰だって好きな人の一番になりたい」
という言葉、みおさんに向けて話していたものの、同時に後ろにいる中野くんにも
聞こえるように言っていたのは、さすがともみさんでしたね。
「友達でいいから近くにいたい」なんてヌルいことを言っていたら、恋人にはなれない。
みおさんはもちろん、中野くんにも刺さる内容ですから(´▽`;)
【コミックス3巻、発売中!】
●おじょじょじょ (クール教信者 先生)
学校のスキー旅行!
ハルさんとクリスくんは、見事なすべりを見せていますが、
徒然くんは雪だるま状態で転がっていて笑゜(*゜´∀`゜)゜ ヘタとかいう次元じゃない!
そこで、ハルさんが密着指導していて、紅さんが遠い目をしていたのは愉快。
遠い世界へ行ってしまったって、あなたもクリスくんと密着すればよろし(ォィ
そんな感じで、スキー旅行を満喫する一同でしたけど、
夜、ひとりで歩く徒然くんを見つけたハルさんが、彼を追いかけ、2人きり。
月を眺めながらの2人の会話は、2人きりだからこそできる内容で、
徒然くんの心情が語られていましたが、彼がハルさんに対して、大きな感謝の念を
抱いていることが、よくわかりましたね。
そして、それはハルさんも同様で、似た者同士といった趣。
徒然くんがハルさんのおかげで変わったように、ハルさんもまた、
彼の影響で変わったわけで、要するにベストカップルということでしょう。
それにしても、夜歩きから帰って来た2人を、教師が叱るのかと思いきや、
ハルさんがいたことで尻込みしてしまうのは、まあ、仕方ない・・・と思ったのですが、
担任の先生は、きちんと「説教」したようで立派でありました。 良い担任じゃないですか。
などなど、スキー旅行にて、絆の再確認となったハルさんと徒然くん。
ますます関係が深まって、これからどうなってゆくのか・・・ なんて気にしつつ、
今後も楽しみです!
【5月27日、コミックス7巻・発売!】
●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生)
お出かけ前日に、雨が降って来て・・・
朋也くん、明日みんなと出かけるのに、雨がひどいと気にしている様子。
しかし帰宅すると、そこには大きな「てるてる坊主」が!?
と思ったら、それは一香さんの仮装で、何でも、これで明日を晴れにするのだとか。
朋也くんはそんなことをしても晴れないと述べてますが、一香さんは頑張ってます。
なぜ、そこまでするのかと、朋也くんは不思議に思っているようですが・・・
その頃、孝喜くんは、姉のるりるりさんと会話中。
朋也くんがお出かけに誘ってくることを、少し煙たがっている様子でしたが、
嫌がっているわけでもなさそうで、るりるりさんもわかっている所がよかった。
マリナっちさんは、総一郎くんに遭遇して、雨の中、相合傘に。
雨も悪いことばかりではない、といった風に、雨降りに感謝するマリナっちさん、可愛かった。
藤咲さんは、雨の中、ひとり寂しく家にいたものの、そこへ村瀬さんから電話が来て、
嬉しそうにしていたのが微笑ましかったですね~。 持つべきものは、よき友人。
そして、雨の中、突っ立っている一香さんを気づかう朋也くん。
風邪をひかれたら困るしと、ちょっと照れ気味に言っていたのが、可愛らしい。
一香さんが「てるてる坊主」になってまで、頑張っていたのは、朋也くんのため。
そのことを察していた朋也くん、一香さんに対して、恥ずかしそうに感謝していたのも、
またよかったですね。
などなど、雨をやませようと頑張る一香さんのお話でしたが、
実際に「てるてる坊主」が役立ったかどうかはともかく、朋也くんを思いやったその姿勢は、
素晴らしいものでしたよ・・・ と感じつつ、今後も楽しみです!
【最終回!】
●ナノレンジャー (渡辺伊織 先生)
名前負けしない自分になる物語も・・・ 最終回!
登校して、互いを「輝蘭里」「牙王」と呼び合う姫くんと不動くん。
もはや名前を気にしない2人は、だいぶ変わったな~と感じさせますが、
あまりに仲睦まじすぎて、周囲から誤解を受けていたのは笑゜(*゜´∀`゜)゜
そして、そんな周囲も2人の名前を、自然に受け入れていて、
もはや名前負けしているとは思えない状態になっていたのは、よかったですね。
さらに、不動くんはドン子さんとの関係が気になることになっていて、
何というか、幸福感に包まれてましたねえ・・・ からかわれてましたけど(^^;
また、不動くんとサッちゃんの関係も、少しずつ良好になっているようで、
なんだこれ、いいことづくめじゃないですか~。
ここまで来れたのも、まさに2人だったからこそ、というあたり、
姫くんと不動くんは良いコンビであり、親友だったと言えるでしょうね。
そんな2人の絆が感じられるやりとりには、感慨深いものがありましたよ!
イメージと名前のギャップに悩む2人から始まった物語は、
ドン子さんはじめ、様々な人たちとのかかわりを経て、ここまでやって来ました。
その過程に思いを馳せつつも、2人のやりとりの面白さこそが、本作の面白味。
なので、ラストの姫くんの思い付きは、方向性としては間違っていないかも?
なんて感じつつ、楽しませていただきましたー!
【5月27日、『真打フリテンくん』発売!】
●新フリテンくん (植田まさし 先生)
トビラ絵は「団塊世代」とのことで、気楽に漂流する姿が、意味深そうです。
冒頭4コマは、ウインナソーセージの試食をするお子様。
よほど美味しかったらしく、母上にお弁当のおかずとしてリクエスト・・・
したのはよいものの、弁当箱を開けたら、まさかの試食スタイルで笑!
【遺産】亡くなった男性の息子さんと奥様。
息子さんは「平凡で何も残してくれなかったけどいいおやじだった」と言ってましたが、
それでも、残したものはあるよね、というオチが可笑しくも、しみじみしたり。
【父親参観日】クラスにとけこめない息子の様子を見てきてほしいと頼まれたダンナさん。
参観日に学校へやって来たはずのダンナさんでしたが、ダンナさん自身がとけこめない人
というオチが愉快! でも、実際には深刻な話かもしれませんね~。
【監視カメラ】文具店で、万引きしようとしていた少年。
しかし、監視カメラを見つけて、思いとどまっていて、ひと安心・・・だったものの、
その監視カメラの“正体”が意外なもので大笑! でも、役に立ったから良いですよね。
などなど、今回も秀逸な4コマ・ネタの数々でありました。
他にも、【武道家】【製図用具】【刃物】など、小物ネタが可笑しかったり、
【マジックミラー】のとんでもない設置場所など、色々と面白かったです。
【その他】
まんがライフWIN 『姫のためなら死ねる』は、コミックス6巻が発売中!
そんな今回、紅式部、清少納言への愛に目覚めるの巻・・・?
まあ、すべては幻なんですけどね(?)。 弁官のレアな姿も拝めます(ぇ
●スパロウズホテル (山東ユカ 先生)
塩川兄に異変が・・・!?
古城さんが主任にご注進した内容によれば、塩川兄に恋人ができたのだとか。
これで、主任に対するシスコン攻勢がなくなると、喜びを伝える古城さんでしたが、
当の主任は、何やら浮かない様子?
動揺したり、不機嫌になったり、どうにも兄のことが気になって仕方ないらしく、
何だかんだで、主任もブラコン気味のツンデレだったと判明していたのは楽しかった!
まあ、デレがあるかどうかは不明ですけども(´▽`;)
●うしろのご先祖さま (勇人 先生)
梅さん、コミパ(コミックパラダイス)へ行くの巻。
夏休みの絵日記に書くことがないと悩んでいた梅さんに、及川くんがお誘い。
静さんもついてゆくことになり、コミパを知らない彼女がイメージしていた
「お祭り」とは程遠い「戦場」を体験していたのは、愉快でした(^^;
始発出発からの人波、開場まで5時間の列と、知っている人は知っている熱気の渦。
梅さんが満喫しつつ、漫画好きの静さんも、何だかんだで馴染んでいって楽しい。
そして、静さんのコスプレ姿がダイナマイツで素敵でしたね!(ォィ
燃え尽きつつも楽しんだ静さんたちが微笑ましくも、帰りのアレは大変そうで(´▽`;)
●ななこまっしぐら! (小池恵子 先生)
梅雨の季節ということで、傘話。
中途半端な天気に、折りたたみガサを持ってゆくも、使わないなんてことは
あるあるですが、まさかそれで10年未使用の傘があるとは(^^;
その一方で、ななこさんはゲリラ豪雨にやられて、傘の無力さをかみしめたり、
傘を用意していても、ままならないなんてことは、確かにありますね。
汐路さんは、傘を描くのが苦手なのに、そんな仕事を引き受けて苦労したり、
色んな傘話が面白かったです。 ななこさんの「ゲリラ女」には笑!
●キャバはじめました (忍田鳩子 先生)
ひとみさんの部屋の風呂ガマが壊れたようで・・・
益子さんから、温泉へ行こうと誘われてますが、モンローの皆も参加していて、
益子さんの思惑が外れていたのは笑゜(*゜´∀`゜)゜ 結局、銭湯行きになってたし。
銭湯では、轟くんまでついて来てましたけど、男女別なのだから意味ないような?
と思っていたら、何か妙な妄想していて、益子さんに冷ややかに見られていたのは愉快!
女湯での裸の女子トークにやられる男2人が可愛かったりしましたが、可笑しなことで
張り合って、ダブルでダウンしていたのは、さすがにバカすぎでしょ! でも、そこがイイ。
【新人4コマ杯 4月期月間賞】
・JKとダイエット (石田まこ 先生)
ダイエットの話題で盛り上がるJKたち。
高校ではジュースもお菓子も大丈夫と言うJKたちに、
メガネの小田原さんが「そんなに食べるとブタになる」と忠告してましたが、
反感を持った当人が、体重計に乗って自覚していたのは、さもありなん(^^;
その話を聞いて、体重の話って地雷なんだと気づき、今度は気づかうように
言葉をかけたものの、あっさり否定されていたのも可笑しかったり。
そんな感じで、ダイエットに関する話題で盛り上がるJKたちの様子が
面白おかしい4コマ作品になっていましたけど、絵柄がシンプルで親しみやすく、
会話の流れなども自然で、かなり楽しめる内容でした。 これは、つづきに期待です!