五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 今月の河合荘

2017年10月04日 | ◆[不定期] ヤングキング・アワーズ

ヤングキングアワーズ 2017年11月号より
 
 
 
 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 
 
 
 
 

●僕らはみんな河合荘 (宮原るり 先生)

 

 食事中、宇佐くんの異変に気付かれて・・・

 前回、良い雰囲気になったため、律さんにキスしようと顔を近づけた所、
 思いっきり本アッパーをくらった宇佐くん、アゴの辺りにぶつけた跡が(^^;

 事情を知る麻弓さんに口止めするも、パラパラ漫画にされていて笑!
 何ともシュールな絵柄が、可笑しさを増してますね。

 キスを拒否されたと思っている宇佐くんは、もう絶対こんなことはないと
 猛省してますけど、律さんは驚いただけで拒否したわけでもなさそう。

 そのあたりの認識の違いがちょっとしたズレとなり、2人の関係に
 緊張感と新たな展開をもたらしそうな気配です。

 

 

 

 変化が怖い。

 律さんが、卒業後も河合荘に残ることは、お付き合いは(仮)のままということ。
 つまりキスもその先も、まだまだおあずけ状態になるなわけで・・・

 そんなことを彩花さんたちにツッコまれますが、宇佐くんは律さんが大学へ行って、
 離れてしまうことの方が不安なため、現状維持を望んでいる様子。

 けれど、住子さんからは「変化に強い子なのに弱気」と言われていて、
 宇佐くんの適応力の高さが評価されていたのは、面白い所でした。

 日常を乱されるのは立派な『変化』。
 それを簡単に拒絶せずに日常にしてしまえるのが宇佐くん
 という指摘には、唸らされてしまいましたよ。

 言われてみれば、確かに彼にはそんな所がありますね。
 「変ショリ力」と言っていたのは愉快でしたけど、それってスゴイことですよね。

 

 

 

 変わらないものなんてない・・・

 そう語る住子さんはどことなく儚げで、色々と変わってきたものを
 見てきたのだろうと感じさせる雰囲気がありますね。

 「ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」。
 一見同じ川であっても、流れる水は異なるもので、常に変化しているということ。
 人も世の中も、それと同じようなものである、なんて言われます。

 「変化」は当たり前のことであるのだから、受け容れるほかない。
 そんなネガティブともポジティブともとれそうな想いを、住子さんの言葉からは
 感じられる気がしました。

 あとは、その「変化」に自分がどう応じるかという話でしょうか。
 宇佐くんであれば、きちんと対応できそうですね。

 

 

 

 一方、お悩みシロさん・・・

 小説の方がだいぶ難航しているらしく、珍しく本気で凹んでいるシロさん。
 そんな彼を見て、麻弓さんが叱咤していたのは意外でしたね。

 と思ったら、叱咤した後で邪魔するようなこと言い出して、行動が矛盾しています。
 このあたりコミカルながらも、麻弓さんの複雑な内心が見える気も。

 さらに、宇佐くんのキス失敗漫画で元気づけられるシロさんでしたが、
 その後も作業がはかどらずに、宇佐くんから休憩を勧められています。

 そこで、その提案を喜んで受け入れた自分に、何かしらショックを受けていた
 ように見えたのは、気になる所でありました。

 

 

 

 来年も変わらず・・・

 「このまま」「変わらず」なんてことを言っている宇佐くん。
 律さんからは「本当にそれでいいと思う?」と聞かれて、どうするのが正解なのか、
 宇佐くんにもわからない状態になっています。

 そんな中、高橋くんから(仮)なお付き合いのことで、からかわれていて愉快。
 前村さんから聞いたとのことで、律さんが彼女をにらみつけて、前村さんが
 申し訳なさそうにしている姿が可愛かった(´▽`;)

 ただ(仮)でも、河合荘で一緒にいられれば大丈夫だと考える宇佐くんに、
 律さんは思う所があるようで、不満げなのが気になりますね。

 やはり、律さんとしては宇佐くんとの関係を進展させたいと思っていて、
 できるだけ早く(仮)を取り払いたいと考えていそうです。

 けれど結果的にとはいえ、キスを拒否してしまったのですから、 
 宇佐くんが慎重になるのは、やむを得ませんよねえ。

 そこをどうやってすり合わせてゆくのか、と思っていたら、
 律さんが思い切った行動に出てきて、話が大きく動き出すことに・・・?

 

 

 

 河合荘を出る。

 そう断言する律さんには、驚かされました。
 しばらくは河合荘にいると言っていたのに、この心境の変化。
 それもこれも、宇佐くんとの関係進展のためなのでしょうかね。

 なんて思っていたら、さらなる伏兵まで飛び出してきて、
 河合荘に大きな「変化」が到来する予感・・・

 河合荘は「仮宿」であるという話は、以前にありましたけど、
 まさに新たな出発のため、そこを出てゆくなんて話になりそうです。

 彩花さんは、就職を機に1人暮らしを狙っているようですし、
 律さんは、大学合格後の話ですから、まだ先のことですが、
 すぐにでも出てゆきそうな人が出てきたのは、寂しい気分にさせられます。

 やはり、居心地が良すぎることが問題だったりするのですかね?
 いずれにせよ、ついに河合荘に「変化」が訪れそうで、かなり気になる展開。
 はたして、どうなってしまうのか・・・ 注目しつつ、今後も楽しみです!

  

◆ ヤングキングアワーズ 感想

 


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