端っこの「お気に入り」プチ感想です。 (前回)
・『スキエンティア』
・『善良なる異端の街』
1巻完結の短編集になります。
戸田先生の作品は、『美咲ヶ丘ite.』2巻ももちろん購読しています。
松本先生の作品は、取扱い注意です!(ぉぃ
もう感想追いつけなさそうなので、次回から書き方をもっとラフにしていこうかと思うです。
話の内容に触れる部分があります。
『スキエンティア』
(戸田誠二 先生)
[あらすじ]
現代を象徴する高層タワー「スキエンティア」がそびえる街。
そこに住む人々の、懸命に“生きる”姿をえがく7編。
わずかなSF要素をからめながら見事な人間ドラマが展開されている、静かな感動作。
[感想]
本来なら長文で感想書きたい作品ですね~。 戸田先生作品については色々語りたい。
自殺願望の女性、人を本気で好きになりたい男性、死んだ娘と生きている娘を想う母親
などなど、何かしらの「問題」を抱えた人々が「禁断の科学」により人生を変えてゆく・・・
そんな物語が7つあります。そのいずれでも、登場人物の“生きる姿”が穏やかにまぶしい。
ラストの話での、田島ユキトのセリフと主人公のセリフは、全てに通じるものでしょうね。
『善良なる異端の街』
(松本次郎 先生)
[あらすじ]
鬼才・松本次郎先生の「ケータイ・コミック」が単行本化!(一部、雑誌掲載作品)
エロティックでグロテスクでナンセンスな短編いろいろ。
得体のしれない恐怖を秘めた雰囲気もあれば、コミカルだったりもする不可思議ワールド。
[感想]
オヤジ狩りにあってしまうお父さん。 家庭内でも謎宗教にハマる妻や、万引きする娘など
問題を抱えつつ、それでもガマンして生きているんです・・・みたいな話に感動(半分ウソ)。
他にも、修道院が運営する精神病院にいる女性の“魅力”にとらわれていく『カミーラ』、
幕末、“ 先生”の大事な手紙を届けようとしたら、街道でお京ちゃんに追われる『遠くの方』
などなど、不安定にマジメだったりおふざけだったりする作品の数々・・・私は好きなんだな。