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理科のシラバス

さて、今回は理科です。

これはやりすぎかなあ、と思うものの24回になってしまいました。



拡大版(PDF)

理科の出題は4分野に分かれます。

生物、地学、化学、物理。

で、化学、物理は計算の問題が含まれるわけで、それは少なくとも割合、比が自在にできるようになってからでないと難しい。したがって、どうしても算数の進み具合に左右されます。

最近は、割合や比を5年生の中盤で勉強するようになったので、その分多少前倒しが可能ではありますが、それでも自在に使える、ということになるとやはり練習は必要になります。したがってどうしてもこの2分野を勉強するのが遅くなる。

となると、前半はどうしても生物、地学になるわけで、それを思いきり膨らますことになります。

だからといって、入試に出るレベルに限るわけですが、4年生から5年生の前半の理科はそういう単元が繰り返されることになる。

それではおもしろくないから、一応化学や物理の範囲も少しやるのだけれど、本質には迫れないので、電気なんかは何となくわかったような気になるが、実はそれが後々、計算問題をやっていて邪魔になることもあるわけです。

で、生物、地学は知識範囲だから、それは最後に覚えたい。しかし、5年生後半からは物理、化学の勉強があるから、この辺がどうもうまくないところです。どうしても算数の範囲との兼ね合いがあるから、この順番は変えられない。

結果として前半の生物、地学偏重カリキュラムができあがるわけで、生物が嫌いな子はここで理科が嫌いになる、ということも起こることになります。

私は、前半は4教科ではなくてもいいのではないかと思います。昨日の国語でもお話しましたが、国語はかなり力をつけるのに時間がかかる。しかし、組み分けテストの前に漢字ぐらいしかやらない。他のことをやった方がテストの点数が取れるからですが、これは入試対策、として考えるとむしろ反対のことをやっている感じがします。

だったら、前半は算数と国語にしぼってみるのもひとつの手です。それで間に合うか。社会は若干苦しいが、理科はいけるかもしれません。

最後に、その理科を非常にコンパクトにまとめているテキストをご紹介しておきます。

これは予習シリーズの改編が行われるので、今年までになるから、手に入れておかれた方が良いと思います。本当に入試に必要なことをコンパクトにまとめています。

四谷大塚 予習シリーズ 6年下

予習シリーズのカリキュラムは、これまで6年上で全部終わるので、6年下はその総復習という意味ですべての範囲の大事なポイントを整理しています。

よくまとまっています。特に知識分野は秀逸と思います。

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