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逆転する子

成績が振るわない。合格可能性が20%未満。という状況で、しかし、本人は絶対第一志望を受ける、という場合があります。

私は基本的には本人の希望にしたがう。そして「大人の判断」として、安全校を準備する、という過程を踏むわけですが、しかし、たまにこの合格可能性をひっくり返す子がいます。

そういう例をたびたび目にしているので、私自身はいつもあまり悲観的には考えない。第一志望が残念であっても、安全校があるのだから、まずは挑戦するというスタンスなのですが、それでも成績的に考えて
「やっぱり無理だろうな」
と思うことはあるものです。

しかし、それでもひっくりかえす。

しかもそれはだいたい12月ぐらいから始まります。
「なんか、できるようになってない?」
「でも、厳しいでしょう。」
などと先生たちとは話すものの、どうもできるようになっている。

冬期講習くらいになると、明らかに違いがわかってくる。
「もしかすると、間に合うかも。」
「間に合うといいですけどねえ。」
というような会話に変わる。

そして1月校で大成功したりすると、もう確信に変わっています。
「入るな」

やはり勢いが違うのです

で、こういう子の特徴といえば。

絶対に入ると思っている

幼いのか、現実離れしているのかは別として、絶対入ると思っている。(いいですか、入りたいではないのです。絶対に入る。自分が入らずして、だれが入る、みたいなそんな感じです。)

でも、もちろん、勉強しなかったら話にならないわけで。しかし、こういう子は猛烈に勉強します。ただし。短期間。本当に3か月とか4か月ぐらいの間ですが。一気に成績を上げます。元から成績が悪いのだから、上がるのは簡単。というわけではないでしょうが、猛烈に勉強すると、わかる。わかると面白くなるからまた勉強する。という好循環。そこに成績が上向きという情報が加われば、ほぼ完ぺきでしょう。

「じゃ、もっと早くからやればいいじゃないの。」

本当にそう思いますが、こういう子は長い努力が続かない。飽きっぽい。だから、こういうことになるのでしょうが。



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