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国語はまず答えを書ききることから

この時期の子どもたちの国語の答案を見せてもらうと、なかなか大変です。

1 記号欄だけ答えている。

2 記述は真っ白。

3 解答欄から字がはみ出す。

春期講習にこういう答案を見ながら、今年も始まったなあ、という気がしていたものです。

記号を書くのは、そう面倒ではないので、一応答える。

しかし、記述は面倒なので、書かない。ていねいでないから、解答欄から字がはみ出す。原稿用紙のような1マス1字という解答用紙でもはみ出します。

「なぜ、字が飛び出してるの?」

「え、いけないの?」

「じゃ、なぜマスがあるんだい?」

「え、目安でしょ!!」

「・・・・・」

ま、こういうところから始まるわけです。

で、記述は書かないと点数がもらえない。しかし、面倒だから「書かない。」

でも面倒だとは決して言いません!

「どうして、答えを書かなかったの?」

「時間が足りなかったから。」

「わからなかったから。」

ま、そんな感じですが、いえいえ、だまされません。

書くのが面倒なのです。

授業中

「では、これから直していきます。答えがあっているかどうかは、問題ではありません。解答欄が全部きれいに埋まっていたら、ジュースをあげます。」

とやってみると、ほぼ全員、埋まります。

多くの場合、

「できない」

のではなく

「やらない」

のです。

だから、内容はちょっとおいておいて、とにかくこの時期は答えを全部書き切ることに集中させます。ごほうびもふんだんに用意。

まずは答えを書く、しかもたくさん書く。

記述の問題を用意するときも、字数制限なんか取っ払ってしまう。

「では、この問題は、たくさん書いたひとの勝ちでーす。」

とやる。

「230字!」

「300字!」

「450字!」

せりじゃないんだから。

しかし、そうやっているうちに、量を書けるようになる。量を書けるようにしないと、内容を直せません。だからまず前半はとにかく書く。

答えを書き切る

ということを目標にしてみてください。


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