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志望校をどう選ぶか(2)

次に私が大事だと思うのは、通学時間です。

入学した後6年間通学しなければなりません。したがって自宅からの通学時間はもちろん、考慮にいれなければなりません。

私は中学受験をした後、通学に毎日1時間15分ぐらいかかりました。これは結構大変だったなと思います。

クラブ活動のことを考えると、朝練もあるので通学時間は1時間以内にしておく必要があります。

1時間を越えると、中1、中2のころはかなり体力的に消耗することになります。ですから自宅から1時間以内という目安で学校をリストアップします。

受験校か付属校か、管理型か放任型か、そして通学時間を1時間以内ということで選定すると、かなり学校は絞られてくると思います。

これらの学校について、これから調べていきます。

学校の内容を知る上でまず重要なのが学校説明会です。

説明会は、秋ばかりではありません。早いところは、春から始めていきますし、それ以外にもイベントがあります。

子どもたちが学校を経験できる機会として文化祭や運動会があります。運動会を公開しているところはあまり多くはありませんが、文化祭は公開しているところがほとんどでしょう。

しかし、文化祭は秋とは限らない

実はゴールデンウィーク前後にあるところもあるのです。そして文化祭があれば、その近辺に学校説明会をするところも出てきます。

説明会ではその学校の指導方針、教科内容、学校生活、クラブ活動、進学指導など細かく説明してくれますので、まずその内容を確認することです。

特に重要なのが校長先生のお話で、どういう点を重要視しているのかに注意してください。

例えばあまりに進学指導に力をいれていると、生徒の将来や可能性を伸ばすということよりも、大学進学実績のことばかりに注意が行って、進学できそうな子にとってはかなり大変な勉強をさせられることになるし、そうでない子はほっとかれる可能性があるのです。

中高の生活でで最も大事なことは、いろいろな教科、科目を経験しながら自分の好きなもの、得意なものをみつけていくことにあります。

したがって成績ばかりにこだわられてしまうと、本当に子供の将来につながる可能性を見過ごされてしまうことになりかねません。その意味で校長先生がどのような方針で学校の運営を行っているのか、しっかり聞いておきましょう。

中高の子どもたちの生活の中でかなりのウェイトを占めるのがクラブ活動です。

子供たちはクラブを通じて先輩、後輩との付き合いを広げ、社会性を身に着けていきます。その意味では、子供たちがやりたいクラブがあるかどうか、またその活動が活発なのか、そうでないのかなどもしっかり聞いておきましょう。

活動は早めからはじめていく方がよいので、ぜひこれからイベントを調べて、スケジュールに組み込んでいきましょう。

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