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異質化を目指すよりも

先日、首都圏の私立一貫校から東大に合格した生徒たちのインタビュー記事を読みました。共通していると感じられたことを挙げてみると

1 学校の勉強よりは塾の勉強を中心にやった
2 学校は同じ大学を目指す生徒が多いので、その分いろいろな刺激を受けた
3 塾で与えられた学習過程を黙々とこなした。特に疑問を持つこともなかったし、順調に模擬試験の成績も上がったのでこれで良いと思っていた。

というのです。

首都圏の私立一貫校の生徒が東大に多い理由は、やはりネットワークと塾(もしくは予備校)だろうと思います。塾は一貫校生を集め、東大入試に合格するためのスキルを徹底的に鍛える。これは、地方の公立高生ではなかなか実現が難しい準備のようです。地方では近くに東大準備を専門とする塾は少なく、したがって通信教育などを利用するしかない分、差は歴然としてくるでしょう。したがって、東大の合格者一覧を見れば首都圏の中高一貫校が並ぶのは当然の帰結と言えます。そして、結局は受験勉強については塾が中心であり、学校はむしろそういう仲間とのコミュニケーションの中から情報を得ていくことに重きがあるというように感じられます。

この点が、東大の危機感に結びついていることは間違いないでしょう。最適化されたと思われるプログラムを黙々とこなすことに長けている学生が、例えば司法試験を受けたり国家公務員の試験を受けることに関して言えばもちろん、良い成績を残すに決まっているだろうことは容易に推察できる一方で、同質化した学生の中で、何か異質なものを生み出す例えば研究開発ようなことが世界レベルの競争に勝てるようなものになりうるか、といえばそうではなさそうに思えてきます。

というので、入試を変えよう、と考えるのは必然性があることであって、センター試験の改革もその一つにはなりうるでしょう。

しかしながら・・・

学生が異質化すればそれで解決するのか?という疑問もあります。というのは、企業の開発部門というのは、そういう同質化した学生を取っているわけですが、これは長年の蓄積もあるのだろうが、それなりにさまざまな分野の開発をやってのけている。つまり同質化した学生を徹底的に鍛えることで、戦力にしている部分はあるわけです。とすれば、東大に限らず、日本の大学の教育が手ぬるい、というところにも原因があるように思えてきます。

企業は、いる戦力で戦わなければなりません。だから、同質化がどうのこうの、といっても仕方がない。今いる戦力で世界市場にどう勝つか、ということを考えて日々やっているわけですが、では日本の大学にそれがあるのか?と言われるとどうも、自信がない。

本当に鍛えてくれるんだ、という実績が出てくれば、これは世界中から人が集まるようになってくる。入試を変えるということももちろんやるべきことかもしれないが、その中身を自問しなければならないのではないか、と思えるのですが。


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