goo

夏休みは天王山ではない

7月に入り、今月の後半からもう夏休みです。

夏休みは多くの塾がたっぷりと夏期講習を組んでいて、そのパンフレットには「夏休みは受験の天王山」みたいなことが書いてありますが、受験の天王山はここではありません。

確かに夏休みは入試前の一番長い夏休みだし、勉強ができる時間はたっぷりあるわけですが、しかし、実際に夏の計画を立ててみると自分で勉強する時間が少ない。

もちろんそれは塾が増えたからです。で、塾で勉強している限り、いろいろなことをやるわけですが、一方でそれは個の課題を解決しているか、といえばそうでもない。

本来、受験勉強というのは、それぞれ受験校が違うわけですし、得手不得手もいろいろだから、それぞれの勉強に拍車がかかってくるときが「天王山」になる。しかも、それは入試が近づいてきて本人たちも「本気モード」に入ってくるときに、力がついてくるところはあるわけで、夏休みはまだ前段階。

7月の模擬試験の後、夏休みの勉強を経て9月の模擬試験の結果が上がるだろう、と予想されるお父さん、お母さんは多いのですが、そんなこともない。

どちらかといえば、落ちることの方が多いかもしれない。

勉強して成績が落ちる? 実は勉強するから落ちるのです。

つまりたくさんいろいろなことを一気にやるわけですから、そう定着するわけではない。むしろ混乱に拍車がかかるといった方が良いかもしれません。今まではこれしか知らない、ということが、あれかもしれない、これかもしれないということになるから、間違える可能性も増えるのです。

で、それが秋を通じて過去問をやったり、模擬試験を受けたりしながら、段々定着してくるわけですから、そう慌ててはいけない。

受験の天王山は11月からの3カ月。ただ、そこまでのんびりもしてられないところはあるので、焦点をしぼってしっかり積み重ねていきましょう。

=============================================================
今日の田中貴.com

平面図形の問題
==============================================================
今日の慶應義塾進学情報

正六角形の問題
==============================================================
慶應進学オンライン
==============================================================

「映像教材、これでわかる比と図形」(田中貴)
==============================================================


にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村
コメント ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 朝、起きられ... 算数のおもし... »