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理科の計算問題はパターンを覚えこむことから

6年生の理科は、これから物理、化学などの計算問題分野の学習が増えてくるでしょう。

先にどうしても算数の比をやっておかないと、これらの分野の勉強は苦しいので、どうしても算数の比の学習が終わってから一気にやる傾向があります。

で、水溶液にしても、電気にしてもそうですが、やはり問題の解き方をまず覚えるというのが、一番効率がよいと思います。

中和の問題などはその好例でしょう。

水酸化ナトリウム水溶液と塩酸をまぜて中和させる実験は、水酸化ナトリウム水溶液を固定するか、塩酸を固定するか、しかないのです。

水酸化ナトリウム水溶液を固定すれば、入れるのは塩酸だから食塩に変わっていって全部食塩になってしまえばそれ以上固体が増えることはありません。しかし塩酸を固定すると全部食塩に変わった後、水酸化ナトリウムが増えていくので、途中で固体の増え方が変わるというグラフができることになります。

この2つのパターンをしっかり覚える、代表的な例題をしっかり覚える、ということが大事でしょう。

そこをあいまいにしたまま難しい問題を解こうと思っても、なかなか先に進みません。

理科の計算問題はある程度出るものが決まっている、と言ってもいいでしょう。

算数ほど出題に自由が利かないので、問題の解き方をしっかり覚えていく方が理解が進みます。

入試問題を解いていく段階で、子どもたちも「あ、出るものは決まっているな」という印象を持つことになると思いますが、今のうちに基本的な問題の解き方を覚えていくと、過去問をやる段階で応用力がついてきます。

暗記はまだ先でよいですが、理科の計算問題は算数と同様、今からしっかり勉強してほしいと思います。

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