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本当に基本ができないのか?

模擬試験の結果が出てきて、例えば最初の一行問題から間違えている。

「やはり基礎ができていませんねえ。」

と塾の先生に言われるかもしれませんが、本当に基本ができていないのか、というとそうでもないのです。

じゃあ、家で一行問題や基本問題をやってみると、結構解けていたりする。

ただ、間違えた、ということは何らかミスを犯した、あるいは勘違いをしたということも十分あり得る。

で、応用問題ができないときも、これと同じようなことを言われますが、これも本当は違う。

応用問題は基礎がいくつか組み合わさって論理を形作るから、ひとつひとつの部品である基礎がわかっていても、解けない。

それをどう組み合わせるかの論理を考えつかないといけないわけだから、これは基本問題をやっていたってできるようにはなりません。

こと、基礎をやり直しましょう、というのは簡単だが、実際にやるのは大変なことなのです。

この時期にまた基礎からやり直していたら時間はいくらあっても足りない。だから例えば気になる速さ、とか場合の数、とかいうのだけにしぼって、ちょっとやってみて、そこそこできているのなら、それでよし、とした方が良いのです。

そして、また応用問題をていねいに考える。

たくさんやったらひとつひとつがいい加減になる可能性があるので、むしろ量を絞った方が良いでしょう。そしてなぜこうなるのかを良く考えることです。

何問解いたらそういう力がつくのか、という決まりはありません。だから、ていねいに入試までにやれることをやればいいのです。

そうやっていくうちに、基礎もしっかり身につくことが多いので、基本を最初からやり直す、みたいなことはもうやらない方が良いでしょう。

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今日の田中貴.com

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