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受験は勝負事だから

実際に四谷大塚のデータを見ると、合不合の結果と、合格者の分布はやはり異なります。

つまり、合格ラインを突破している子どもにも不合格がいて、突破できない子どもたちの中にも合格者がいる。

こういうことがなぜおこるのか、といえば

(1)時期が違う
(2)入試傾向が違う

などの理由が挙げられます。

しかし同じ学校を1次試験、2次試験、と受けている中でも違いがあるわけですから、要はその試験が、できたか、できなかったか、だけの話に過ぎない。

つまり、力があっても、その試験で合格点を取れなければ不合格になる。

だから勝負事だと私はお話しているわけです。

これから入試までの期間は、この勝負事に対してどうするか、ということを考えていかなければなりません。

例えば合不合の点数は良くても、過去問の点数が良くないとすれば、それは力があるが、傾向の問題に対して力を出せないということだから、やはり学校別対策を優先していく必要がある。

ミスが多いのならば、ミスを正していく方法を見つけていく必要がある。

当日、合格点をとるために、どうすればいいのか?

ここだけ考えればいい。土台模擬試験というのは、併願校を決めるためのものだ、と私は思っています。第一志望は狙うべきものであって、これはご家族や本人の気持ちが大事。しかし、志かなわぬこともあるから、併願校を決めるわけで、そのために「どこなら安全か?」ということがわかればいい。

あとは、当日、どうすれば合格点を取れるかを、お子さんに関して考えていきましょう。

昨日お話したとおり、頑なに自分の合格を信じることも大事。お母さんが元気を出すのも大事。学校別の問題に特化して勉強するのも大事。塾に行かず、自分の机で勉強するのも大事なのです。

それぞれのお子さんが、それぞれの志望校に対して「どう勝つか」ということを考えて、実践していく2ヶ月間です。

だから例えば、解説を読んでもわからない問題は、言葉は悪いが、「捨て問」で結構。

今、テストが悪かったら、それは「しゃあんめえ」で、次にどう良くしていくかを考える。

確かに時間は短いが、子どもたちの気持ちも試験に集中できる時期になりましたから、上手な対策をすれば、それこそ半年分ぐらいの効果に匹敵します。

プラスイメージをもって、やるべきことを確実に勉強してください。

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