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読んでいるようで読んでいない

先日、テストにこんな問題を出しました。


財布の中に,100円硬貨が1枚,10円硬貨が2枚,1円硬貨が4枚あります。これらの硬貨を使って,50円から99円までのある品物の代金を支払います。このとき,おつりとしてもらう硬貨の枚数が最も少なくなるようにお金を出し,おつりは実際にそのようにもらえます。たとえば,91円の品物の代金を支払うには,100円硬貨1枚と1円硬貨1枚の101円を出すことになります。次の問いに答えなさい。
  ただし,おつり用としての50円硬貨,10円硬貨,5円硬貨,1円硬貨は,何枚でもあるものとします。
(1)60円の品物の代金を支払うには,財布からいくら出せばよいですか。また,64円の場合はいくら出せばよいですか。
(2)ある品物の代金を支払ったところ,おつりとして10円硬貨と5円硬貨を1枚ずつもらいました。代金として考えられる金額のうち,最も大きいものを答えなさい。
(3)ある品物の代金を支払うとき,おつりとしてもらう硬貨の枚数は,最も多くて何枚ですか。また,そのときの代金として考えられる金額のうち,最も大きいものを答えなさい。



で後半は結構面倒な問題なのですが、(1)などは問題を把握できていれば、難しい問題ではない。
60円を払うのであれば、110円払う。64円であれば114円払えば、50円玉1枚がおつりとしてもらえるので、条件に合います。


これが最後の問題であったということもあるのでしょうが、その条件が読み取れていない。問題文も長いとはいえ、はっきり

「おつりとしてもらう硬貨の枚数が最も少なくなるようにお金を出し,おつりは実際にそのようにもらえます。」

と書いてあるのだから、それをしっかり条件として読み取らないといけない。逆にそれを理解するだけで(1)はすぐ解けるでしょう。

しかし、これが読めていない。ひどいのになると、わざわざ下線が引かれていて、できていないという有様。

まあ、「子どものすることだから」という面はあるのですが、注意して、練習しても、ミスは出ます。だからこそ、ていねいに解くというくせは早くからつける必要があるのです。

残りの時間、とにかくていねいに解き上げる練習に全力を挙げましょう。


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