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試験時間が足りない!

模擬試験を受けていると、試験時間が足りない!場合があるでしょう。

模擬試験はなるべく正規分布に近づくように、つまりはなるべく差がつくようにできています。したがって、全員が間に合うような時間で設計されていません。

実際にやってみると、なかなか厳しいものです。で、あせると急ぎの虫が大活躍するので、ミスが多くなる。結果として、点数がまとまらない、ということになるでしょう。

もともと、そういう風に設計されているので、点数がまとまらない子どもたちには、最初から2問は捨てるように指示をしていました。

たとえ15題出ていても2題は捨てる。入試は満点を取らなくてもいいが、合格点はとらないといけないので、なるべく多くの点数を取る、という意味で最初から手を付ける問題を限定していました。

だんだん慣れてくると、子どもたちもいろいろな手法を試します。

例えば、最初の5題をやったら、まず一通り見直しをする、みたいな話ですが、さすがにこれは時間がもったいない。

見直しをするのは、その場でやるのが一番良く、計算ミスもその場の方が発見しやすい。あとからやると結局解きなおすような「感じ」になるので、不効率。それならば、まだ先の問題を解いた方が良い。

まあ、いろいろ試行錯誤があった上で自分に合った効率の良い時間の使い方を編み出していくしかないのです。

ただ、時間が足りないのはある意味当たり前の話だということを前提にしておいてください。

つまり、みんなが時間があまるような試験は入試として成立しない。それでみんな成績が良かったら、だれを合格者にするか、決められなくなります。

だからといって、みんなができないのも困る。したがって問題の難度と問題数は長年絶妙なバランスの元に編み出されているそれぞれの学校のスタイルなのです。

だから、学校別傾向は変わりにくい面があります。

ので、時間が足りないのは当たり前。

もし、足りるのなら、多少なりとも何かをしでかした可能性がある、ぐらいに考えておいた方が良いでしょう。

時々最後ページの問題をやり忘れた、などという話がありますから、確認を怠らない方が良い。

今月もいろいろ模擬試験があるでしょうが、時間は足りないのが普通なんだと思ってやり方を工夫してください。

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