中学受験で疲弊しないために、親子で楽しむ受験になるヒントを綴っていきたいと思います。
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
中学に入って入る塾のメリット
最近は、大学受験に向けて私立の生徒を対象にした6年一貫の塾が出てきました。
大学の予備校部門につながっていたり、あるいは大学受験の塾につながっていたりするので、早くからテンポよく進んでいきます。
こういう塾に行くメリットを考えると、2つあります。
1つは、カリキュラムをきちんとやってくれるところ。
学校によってはシラバスを先生に任せているところがあります。そうなると、その先生のある得意分野のみ勉強するという場合があるのです。例えば世界史はローマ史だけ。生物は遺伝子だけ、みたいな授業。これはある意味大学の勉強の先取りみたいなもので、「こういう風に研究を進めるんだ」ということを子どもたちが体験できるという意味ではメリットがあります。しかし一方で通史はやらない、全部のカリキュラムは習わない。だからこういう塾に通って、シラバス通り最初から勉強できる、ということはあるでしょう。
もうひとつはいろいろな学校の生徒と知り会えるところ。
自分の学校以外にも友達ができる、というのは非常に良いことです。自分の学校だけ知っているよりは、他の学校の勉強の進み方ややり方を聞けるのはいい。それが刺激になって、自分で勉強を進める子どもたちもいます。
ただこれは、当然、自分で勉強する、という前提があって役立つこと。
自分で勉強しないので、塾に入れて何とかしてもらおう、と思っても、そう何とかなるものではない。
塾に行っても次の受験はまだ6年も先のことだから、当然、子どもたちもピンとこない。だから、自分で勉強する姿勢をまずきちんと作ることが大事です。その上で、時間に余裕があれば、こういう塾に行ってもいいかもしれません。
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