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努力の質(2)

入試直前で、ある学校を受ける層を考えると
(1)確実に合格する層
(2)合格が五分五分である層
(3)不合格の可能性が高い層
と分けるすれば一番多いのが(2)の層です。つまり最終的にみんなの力はかなり僅差になってきているわけですね。
ただこの(2)の層が5年生のときの成績はどうであったかといえば、ばらばらなのです。あまり調子が良くなかった子もいれば、落ちてきた子もいるでしょう。しかし、最終的にある学校を目指す段階では、ある層に集約されてきます。

ところがその過程は大きく2つに分けることができます。

すなわち、成績が出る→志望校を決めるという流れか、志望校を決める→成績が出るという流れかということです。

前者であれば、もちろんそういう成績の子が集まってくるわけですから、層がそろうのは当たり前です。ただ、そこまで全員が行ける可能性があったものが、紆余曲折があって、そこに残れたということになるでしょう。

後者の流れで言えば、最初の成績がどうであれ、志望校が決まった段階でその成績を出しに行っているわけですから、スタートがどこであったとしてもそこに残る可能性は高くなります。

つまり努力の質を上げることで、希望通りの受験校になる可能性が前者よりはよほど高くなるということなのです。

ところが現状は、あまりそういうことにはならない。何回かの組み分けテストや模擬試験を経て、だいたいこのくらいの成績だからこの学校にしようという流れが多いようです。でも、それだと全部の範囲をやらないといけないので、効率は非常に悪くなる。だから紆余曲折があって、本来残れる可能性があった子が残れない場合がでてくるのです。

先日、中学受験の難しさというお話をしました。

実は中学受験は上から順に入っているわけではない。もちろん成績上位の方が可能性としては高いが、上位でもかなりの割合が不合格になっているのです。子どものすることだからといってしまえば、それまでですが、でもその成績上位というのは本当に成績上位だったのでしょうか?

つまり、全般的には上位だったとしても、その学校の傾向からすれば上位ではなかったのかもしれないのです。

しかも、ぎりぎりになって志望校が決まった子と、長くその学校を狙った子では当然、モチベーションが違いますから、力の出方も変わっているのです。

当然のことながら、出来ない問題を出来るようにするという努力の質が必要な一方で、後半は志望校に合格していくための努力が必要であり、その質が本当に合格させられるものなのか、保護者がよく検討していなければならないと思います。


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