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捨て問は最初に決めない

この時期は、
「なるべく、出来る問題を先にやる。できない問題は捨ててもいい。」
という話をします。

ところが、その話を聞いて、最初から問題も読まずに捨ててしまう子がたまにいます。

捨て問とは、「あまりできる子が多くはなさそうなので、最初からやらない問題」ではあるのですが、あくまで「最初から」であって、「やらない」が強調されすぎてもいけないのです。

だから捨て問は、「とりやすい問題をとっていって、最後、時間がとれなかった問題」にすべきです。

最初から「やらない」と決めてしまうと、取れる問題を「やらない」で終わってしまうことがよくあります。難しい問題は、複数問題があって、(1)や(2)はとれることがあるのです。

これをやらない、と決めてしまうと、せっかくとれた問題を失ってしまうことになる。これではなかなか点数がまとまりません。

だから、一番最後の問題で、面倒だなと思える問題は、手を出さない、などと決め付けるのは危険。案外簡単に(1)の答えが出てしまう場合は多いのです。その結果として4~5点失ってしまうと、順位は大分違ってきます。

つまり、捨て問は解ける問題を確実に得点する、という姿勢の結果として生まれてくるものでなければいけないのです。

すべての問題ができなかった、と苦にする必要はありません。

ただ、それはあくまで結果であって、「とにかく問題は一通り全部、手を付けてみる」ということは大事なのです。

過去問やプリント演習をしながら、だんだん感覚が研ぎ澄まされていって、

「できる問題は全部やった」

という風になってくれば、いよいよ完成の域でしょう。

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第64回 疲れがたまり始めている時期です。
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