goo

スペースを上手に、式は必ず書く

昨日の授業。算数のテスト演習を終えて、全員の答案を集めて、採点。と、まあここまでは良かったのですが、実はこの問題用紙にはちょっと工夫がありました。

算数の問題がA4サイズで2ページ、 解答欄が1ページ 白紙が1ページ。
つまり合計4ページをA3サイズ1枚の見開きで作ってあったのです。

問題は白紙1ページの使い方。

当然、「式や計算を問題ごとにまとめて、正確に解くように」という指示は前からしてあるので、多くの子どもたちはそれを実行します。

しかし、数人、終わった答案の白紙ページは相変わらず白紙のまま。

その代わり問題のページに、それこそ真っ黒になるかのごとく、式や計算が羅列してある。

しかしねえ、これではどの問題の式か、わからないし、ミスも当然起きているでしょう。どうやって、確かめる気なのか?

と、ある生徒に聞くと、
「確かめは、もう一度解きます。」
と。

「あのねえ・・・」

確かめはその場でやるべきなんです。つまり、彼は確かめてはいない。2回解いているだけであって、だからともに間違える可能性は高いのです。

この時期、正答率を気にするということは繰り返しお話しています。

ただ、それが具体的な方法をまだ結びついていない子が多いのです。

わざわざ白紙を用意しているのは、計算や式を書けるようにするため。にもかかわらず、無視して突き進む!(つまり、彼らは全体を気にしてもいないし、最後まで見据えているわけでもない。)

と、まあ、正答率が高くない(素点と見込み点の乖離が激しい)子は、そうなる原因を持っています。

叱るのは簡単だが、カイゼンされなければ意味がない。

具体的な方法を実践して、練習することが大事です。

お子さんの過去問集、ごらんになったことがありますか?

問題部分にごちょごちょと、式や計算が書いてあるのなら、「それはザルで水をすくっている」と思われた方がいい。

まだまだ得点力は伸びるはずです。過去問特訓はその修正が目標です。

コメント ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 入試は楽しみ... 5年はゆったり... »