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勢いに乗る子

はじまりは1月でした。

まず最初のお試し受験。地方の学校ですが、名前はある意味知られている学校。

「ここは難しいんだよ。」
と本人が言っていたので「あれ?」とは思っていたのですが、しかし、黙っていました。

本人の力からすれば、それほどでもないし、地方の東京入試は比較的、合格者を取ることが多い。まあ、合格しても手続きをしない子の方が多いでしょうから、多分大丈夫だろうと私は思いました。

実際に合格したわけですが、その後本人が私のところに来て、

「ね、なかなかえらかったでしょ?」

というのです。ここはほめないといけないだろうなあ、と思ったので

「大したもんだと思うよ。」

と答えると、

「そうなんだよ、僕は絶好調かもしれない。」

というので、吹き出すのを必死にこらえました。

で、後は2月1日に。

2月1日の彼の受験校は、うーん、ちょっと無理かなと思えるチャレンジ校。

やはり難しかったらしく、不合格。電話で話をすると

「やっぱねえ。いくら絶好調の僕でもやっぱり無理でしたね。」

と結構落ち込んではいない様子。でも、相変わらず絶好調だと思っている。これはなにかからくりがある、とは思いつつ、

「次が本番だから、がんばろうね。」

と励ましました。

で、本命校。落ちてもおかしくないが、合格してもおかしくはない、という微妙なライン。

しかし、見事合格しました。まあ、一応安全校は確保してあったものの、無事合格できて何より。

で、後日談。

お父さんと話をしていたときのこと。

「ひとつ作戦を考えたのです。」

とお父さんが言われます。

「はあ」

「1月の学校。先生は合格すると思っていました?」

「はい」

「私もそう思いました。でも、合格しても勢いがつかないといけないなあ、と思ったので、あの子に言ったんです。あそこは難しい。全国から秀才が集まる学校だから、落ちてもがっかりしないようにって。」

「事前に?」

「はい。」

「なるほど。それが絶好調の理由ですか?」

「あ、わかってらした? そうなんです。調子に乗りやすい子ですが、いったんこけるとうまくいかないかもしれない。1日校は危なさそうだし。だから、まあ、本人に暗示をかけるつもりで、やったんですけど。それが良かったかなあ、と思うんですが。」

いいアイデアだと思います。ただ、やはりこのお父さんは子どもの性格が良くわかっていた。調子にのりやすい。一方で、一度落ち込むとなかなか立ち上がらない。だからこれは効果があったのかもしれません。

こういうコーチングは中学受験ならでは、でしょう。

試験前、子どもたちの心は揺れ動きます。ですから、子どもの性格を踏まえて上手に導いてあげてください。

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