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誤ったプラス思考

できる、やれる、と思うことは大事なことです。

できない、やれない、と最初からあきらめてしまう、よりは「できる」と思っている方が良いのは間違いない。

しかしながら、「できる」と思っていてもその分を努力していない、とするならば何も変わりはしない。

また努力していたとしても、その方向性がずれていれば当然のことながら、できるようにはなっていない。

つまり「できる」とか「やれる」とかいう気持ちと共に、地道にやる練習があり、しかもその練習がきちんとした戦略上にないと結果はともなわないのです。

子どもたちの勉強で、一番ずれることは何かといえば、その根幹である戦略です。

実はこれは子どもが自分で判断できるものではない。入試傾向がこうで、自分の成績がこうで、今まだ、ここができないから、これを直していくためにこういう勉強をしよう、みたいなことを考えている子どもはほとんどいません。

で、当然のことながら大人がこれを手伝ってあげるからこそ、正しい戦略上の努力というものが成立するわけです。

ところが最近、この戦略を持っていない子どもたちが多いのです。志望校が決まり、子どもたちの成績が明確になってくれば、自ずとやるべきことは決まってくるわけで、それはみな同じであるはずがない。

みんなやることはいっしょで、「これで○○中学に絶対に受かるぞ」と叫んでみても、それはうまくいくはずがないわけです。

で、塾はそこまで考えてくれる塾とそうでない塾に分かれます。まず家庭としては、どちらの塾にいるのかを明確にしてください。これは塾の考え方にもよるのです。みんな同じことをやっても大丈夫、と思っている塾もありますから、それはそうだとして、後は家庭が対応すればいいです。

また対応してくれている塾の戦略が本当に正しいか、これもまたしっかり検討してみる必要があります。だから夏休み前には一度担当の先生と面談をして、充分にその戦略を確認しておかないといけない。

その上で家庭が充分に納得した方法で、あとは「できる」「やれる」という想いを強くもって努力してもらえれば、これが正しいプラス思考でしょう。

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