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たくさんやっても練習にならないケース

割と同じようなパターンの問題を繰り返し解くことは効果のある学習法だと思われています。

確かにスポーツでは、からだに覚え込ませる、みたいなことが大事だから、というので、繰り返し練習するでしょう。

しかし、こと、勉強に関して言うならば、同じパターンは数題で良い、と思うのです。

数が増えると、弊害が起きます。

1 問題を解くことをパターン化する。

2 パターンだと思うと、考えなくなる。

なるべく人間は楽をしようと思うので、複雑なことよりはシンプルなことの方を好む傾向にあります。

したがってこれはこう解く、みたいな形にする。なんでも公式化する、と言ってもいいかもしれない。いったん公式が決まれば、あとは自動的に数をいれればいいのさ、みたいな方が楽なのです。

しかし、そうやってパターン化すると、実は際限なくパターンが増えていく部分があるのです。

またパターン化してしまうと、もうそのパターンだという前提で前のめりになるので、ちょっとの違いに気がつかない。で、間違える、ということになるのです。

だから本当はパターン化はなるべく少なくした方が良いのです。

問題を解くにあたって、その問題の論理の進め方、に注目し、それを他に転用することは考えない。

次の問題を解くときも、この問題の論理はどうなっているのか、だけを考えるようにするのです。あまりやさしい問題ばかりにせず、少しは骨のある問題も解いてください。

で骨のある問題は、そうたくさんは解けないから、最初からそうしようと思わないことです。しかし、その間にパターンに頼らずに自分で考えることになれば、その分考える力を養う訓練になるので、たくさん解かずとも力はつくのです。

数をこなそうとすると失敗することも多いのです。

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